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『ソリッドティップとチューブラの使い分け』 (北山 睦)
こんにちは、JBマスターズの北山です。
今年はまだ自分の持っていない技術を身に着けようといろいろトレーニングしております。
こうやってどん欲に続けることで釣りってちょっとずつ上手くなります。
さて、ここのところトレーニングに励んでいたのは、Basser誌でも特集が組まれていた「カバーネコ」。
僕もカバー撃ちはやりますが、ノーシンカーによるライトカバーが多く、ちょっと濃いカバーは最近はあまり手を付けない傾向にありました。
濃いカバーに重めのテキサスリグで撃って行くような感じの所謂「昭和な」カバー撃ちはもちろん出来るには出来るのですが、ではそれをメインに試合に取り入れようと思うかというと、最近のインテリバスなんかはカバーの中とは言え重くて速い物をそうそう食ってくれるわけでも無く…という訳でして、一念発起してカバーネコをやってみるかと思いました。
集中して練習するといろんな事が見えてくるのですが、今日はそういった中からソリッドティップとチューブラのロッドの使い分けをご紹介したいと思います。
4月28日に青蓮寺ダムでトレーニング開始。翌日にチャプター三重が開催されるのですが、その前日プラですね。
「新しいメソッドを取り入れるには試合で練習するのが良い」というのは、小森プロの言葉ですが、確かに一番集中するのは試合の時ですから。この青蓮寺ダムは三重県のトーナメントレイクでは珍しくカバーが豊富にあるフィールドでカバーネコの練習にはもってこいなんです。
前日プラにも関わらず、いきなりこんなのがカバーネコで釣れてしまいました。3kg弱あります。長さは、55~56と言ったところでしょうか。マグナムです。
ネコリグはストレートワームに2.6gのネイルシンカーだったのですが、ロッドはHornet Stinger Plus スタンダードモデル HSPC-671MH MGS。
オーバーハングの下にある厚めのゴミ溜まりから引きずり出しました(笑)
最初はHornet Stinger Plus のHSPC-681MMHS MGS(特化型モデルHSPC-6101MMHS MGSのプロト)だったのですが、キャストはしやすいものの、カバーの中にいれてからのシェイクがソリッドティップのためにダルい感じがしました。
そこで、チューブラの671MHに変更して、シャキッとしたシェイクにしたらコイツが釣れたということです。
もちろん、翌日の本番も同じカバーネコの展開。
前日プラと同じサイズのバスではないものの、
左手で持ってるバスがカバーネコのバス。1600gほどですね。
残念ながら、順位は6位で“鈍い”順位となりましたが、ストレートワームを濃いゴミ溜まりに入れて中から引きずり出しました。もちろん、この時もHSPC-671MH MGSです。
さらに翌日も練習を重ねるために同じく青蓮寺ダムへ。
Berkleyのプロトのストレートワームに2.6gのネイルシンカーを入れてカバーネコで釣りましたよ。
サイズは46cm。
この時は、”DEXの森くん”がカメラマンとして撮影してくれたので、動画を後日Youtubeにアップしますね。
このように、カバーに入れてからでもシャープなアクションをするような釣り方には、チューブラの方に分がありそうです。
では、ソリッドティップはどんな時に良いの?と思うとは思いますが、それを今から書いてみます。
5月9日に高山ダムへ行って来ました。もちろん、カバーネコの練習に行ったのですが、この日はどういう訳か全くカバーの中で食ってくれない。
そして、巻いても反応はゼロ。
ということで、ポストスポーン独特のちょっと少し角度のあるバンクのどシャローに高比重ワームのノーシンカーを入れていくという釣りにシフト。もちろん、岸に「ショボいカバー」なんかがあるとベストです。
すると、すぐに答えが出ました!
サイズ的には53~54と言ったところでしょうか。
2kgは楽勝で越えてます。フッキングも3/0のストレートフックがいいところにガッツリ刺さっていました。
では、この時に使っていたロッドが何か?というと、こちらは前半とは逆のソリッドティップであるHornet Stinger Plus HSPC-681MMHS MGS。(特化型HSPC-6101MMHS MGSのプロト)
もちろん、チューブラーでもこの釣りは出来ますが、アプローチとフッキングでちょっとした差が出ます。
まず、アプローチ。
ライトカバーへノーシンカーを送り込むとき、ほとんどがピッチングでのアプローチになります。
時には、ピッチングでスキッピングさせながら「奥の奥」へネジ込んでいきます。
この際に、ソリッドティップだと非常にやりやすいんです。ピッチングは下向きでスイングしなければなりません。
その時にティップにワームの重量を載せてスイングする訳ですが、ソリッドティップだと重量が乗りやすく、手首の振りが遅くても、粘りでそれをカバーしてくれます。
もちろん、プロアングラーは手首の振りが速いのでチューブラのロッドでも出来ますが、ソリッドの方がラクだったります。
私のガイドでもピッチングは結構多用するのですが、ゲストさんはやはり手首の振りがそれほど速くない人が多いように思います。そういう人でもソリッドであればカバーしてくれます。
次に、琵琶湖。
「え?琵琶湖行くの?」と思った方も居るかもしれませんが、最近話題のフリリグ(フリーリグ?)というのをやりに行ってきたんですよ。
これもやってみてリザーバーに取り入れられるかもしれないということで。
おっさんはどん欲なんですよ(笑)
で、こちらも使ったロッドはHornet Stinger Plus HSPC-681MMHS MGS(特化型HSPC-6101MMHS MGSのプロト)。
同じピュアフィッシングチームの藤波プロの動画を見てから行ったのですが、この動画の中でHornet Stinger PLUS 特化型 HSPC-6101MMHS MGS(こちらは製品版)を使っておられたので、それなりに利点があるのだろうと思い、使ってみました。
すぐに釣れました!
7gのフリリグ(ネタはパワーホグ4インチ)でしたが、「バスが食って持って行く感覚」というのが味わえました。この後も適度にバイトがあり、土砂降りの中での4時間ほどの釣行でしたが、ポロポロと釣れて楽しかったですよ!
では、ソリッドティップとチューブラは何がどう違うのか?ということですが、まずソリッドティップに言えることは、
「アクションをあまり必要としない釣り」には向いているということかと思います。
上記の高山ダムでのノーシンカーと言い、琵琶湖でのフリリグと言い、キャストした後は自分が自発的にアクションさせない、もしくは若干ゆっくりと引っ張って来るだけというようなタイプの釣りにソリッドは向いてます。
また、バスが加えてからでもラインが張らずに若干の余裕ができるため、バスも違和感を感じるまでに時間が掛かります。フッキング時までのタメができるのと、フッキングの動作に対して遅れてフックが動くので、「遅いスピードでしっかり刺さり込む」ような感じになります。
もちろん、フッキングストロークは大き目に取る必要はありますが、HSPC-6101MMHS MGSはソリッドティップ部がそこそこ強いティップが入っているので、しっかり刺さりますよ。また、ピッチングでのキャストのしやすさにもメリットがあるかと思います。
チューブラはと言うと、「自分でアクションを付ける必要がある釣り」に向いています。
特に、カバーネコはカバーの中でストレートワームなんかをシェイクし続けて使います。これが、ソリッドでやるとボヨンボヨンとした感じになり、
プルプルというシャープなアクションが付けにくいです。
また、カバーネコでは“レバーを引かれた“ようなバイトが出るため、即アワセが必要になります。
遅れると巻かれて命取りになりますので、その点ではチューブラの「速くてシャープなアワセ」に分があります。
この辺を踏まえて、ソリッドとチューブラの使い分けをしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした事ですが、釣果が劇的に変わりますよ!
◆タックル
カバーネコ
ロッド:Hornet Stinger Plus HSPC-671MH MGS
リール:Revo MGX-L
ワーム:Berkleyストレートワーム(プロト)他
シンカー:2.6~3.1gネイルシンカー
ノーシンカー
ロッド:Hornet Stinger Plus HSPC-681MMHS MGS (特化型HSPC-6101MMHS MGSのプロト)
(最初は6ft8inでしたが、製品版はバットとグリップを1インチずつ伸ばして、6ft10inになりました。ティップ部はソリッドではありますが、少し強め。表記通りミディアムとミディアムヘビーの間くらのパワーがあります。6ft10inでもピッチングしやすいですよ!)
リール:Revo Rocket-9L
ワーム:高比重系ワーム4~5インチ
フック:ストレートフック3/0
フリリグ
ロッド:Hornet Stinger Plus HSPC-681MMHS MGS (特化型HSPC-6101MMHS MGSのプロト)
リール:Revo LV7(右)
ワーム:パワーホグ4インチ
フック:オフセットフック 3/0
シンカー:7g
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