フィールドスタッフブログ
2016/06/14

『[琵琶湖のシャローから] 番外編 - 東京湾シーバスでの練習』 (中村 大介)

みなさん、こんにちは、中村 大介です。

今年の琵琶湖のシャローは、一言で言えばなかなか難しいと思います。

その中で、時折でも上位に入賞しようとするとタイミングを合わせるしかない。

逆に言えば計算ができない(だから、難しい、ということになるわけですが)。

 

さて、そんなシャローの話もまたレポートしたいとは思うのですが、今回は番外編?ボートシーバスの話です。

と言っても、僕にとってはすごく大切な練習の一環です。

この数年、僕は特にヘラとシーバスを中心に、バス以外の魚種の釣りも練習として取り入れて、いい手応えを得ています。

 

ともに共通するのは、バスに比べて、

1) 数を釣り込める(バスと同じ時間なら、10倍近くの検証、確認作業ができる)

2) 同行者との技術差がわかりやすい

という二つの特徴があって、それが大きな材料になっています。

少し補足すると、

1)に関しては僕の場合、琵琶湖でしたら試合で一所懸命釣っても1日に釣れるのは数匹、10匹釣ることは滅多にないです。

それに対して、東京湾のシーバスでしたらガイドさんと釣り人の技量にもよりますが、半日で少なくとも10匹、多いときは100匹以上の魚を掛けることができます。

それ以上のチェイスやミスバイトなどの情報もあわせて、一度釣りをした時に、ルアーに対する魚の反応が、とてもたくさん観察できることになるわけです。

2)に関しては、シーバスの釣りに慣れた友人や、ガイドさんにも一緒に釣りをしてもらうと、ルアーの選択からキャスト、リトリーブなど、技術の違いを身にしみて感じることができます。

ちなみに、ヘラだと1)、2)の特徴ともにさらにハッキリする良さがあり、釣りの技術を磨く材料がさらに多くなる良さがあり。

シーバスだとルアーで釣る釣りであるだけに、バスへの応用が利かせやすい良さがあります。

 

さて、そんな格好のプラクティスの相手になってくれるシーバスもこの春は少しムラがあるようです(風と水質の兼ね合いのように感じます)。

3月の練習では、一人で100ヒット以上が得られて、ルアーの種類やその波動による違いを感じたり、

敢えてトップウォーターで釣ることで完璧なトレースコースをイメージ、実現する練習をしたりできたのですが、4月、5月の回は難しめ。

そんな時は逆に魚のポジションの予測やそれを元にしたキャストからリトリーブの技術を磨く機会となります。

どれかがズレると、せっかく活性がそれなりにある魚が居ても、ミスバイトになってしまうことになります。

また、難しい時は、魚の方にこちらが近づくためにバースの奥など、複雑な構造物の奥に撃ち込める技術も前提となります。

 

結果的に、4月5月も納得のいく練習になりました(もちろん、課題もいくつも見つかりました)。

この練習を始めて1年半ほどになりますが、特にキャスティングの技術を助けてくれたのが、4月から導入したRevo ALC-IB7です。

今回は特にシビアな状況だったため、高さが30cmしかないオーバーハングの中にハードルアーを打ち込んだ場面もあったのですが、このリールだと入って伸びてくれるので拾えた魚がありました。

加えて、”巻き感”がいい。

これは理屈でうまく言えないのですが、リールの剛性が高いことなんかの兼ね合いだと思います、シャカシャカ巻けてしまうリールでなく、ルアーの泳ぎを感じながら巻けるリール。

海の魚だけにドラグを使う場面もあるけれども、その滑り出しも良し。

超高級品というのでなく、このクラスのリールがいいというのは僕がすごく大切なことだと思います、ものづくりのレベルの向上が一番表れるところではないでしょうか。

僕からすると実用品としての信頼がおけるという感じです。

 

 

現在、ハードルアーへの理解が急速に増しているので、バスの試合の中でも起用する機会が今後間違えなく増えてきますし、季節的にそろそろフロッグを投げる場面も増えてきそうです。

今シーズンから、そんな場面では、僕はRevo ALC-IB7に全幅の信頼がおけます。

いまの僕は、リールを含めて道具に一切の迷いがないことが、とてもありがたく、また力になっています。

 

 

中村 大介



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