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2014/06/20

[琵琶湖のシャローから] 琵琶湖オープンに見る今と今後 (中村 大介)

みなさん、こんにちわ。 少し、前回の記事から空いてしまいました。

一定の頻度で、湖には出ていたのですが、正直、あまりに釣れないのです。

釣れないのも大切な事実ではありますが、

それが続くと何かを発信するにはあまりに心もとない情報になってしまいます。。。

水の雰囲気もいい、水位も十分、いい場所にカバーもある。

 

[琵琶湖のシャローから] 琵琶湖オープンに見る今と今後's image(1)

 

しかし、フリップの場合、1日で数本、試合になると1日1匹を持ち帰るのがやっと。

そんな状況の中、決まって試合の上位はサイトフィッシング、他の釣り方はシャローもディープも釣れてない。

よってトップウェイトは伸びてるから釣れているようで、実は平均ウエイトが出ていない。

これは魚が薄いリザーバーとかの大会でよくあるパターン、サイトが効かなくなると相当厳しいぞ、

という感覚をもっていた中で、昨日6/15に琵琶湖オープンが開催されました。

この結果には現在の琵琶湖の状況がよく反映されているように思います。

参加301名でウエイインは173名。

単純に、半日で魚を釣れる人は60%を切っている訳です。

上位20%っていうのが、ある程度上手に釣れた、

というラインだと思うのですが、ここに入るには2700g。

つまり40cm位の魚を3匹釣ったら、上出来、というのが今の琵琶湖です。

この釣れる、梅雨の時期に、です。 そして、トップ5も7kg台一人、6キロ前半2人、

5kig後半2人、ともちろんすごいウエイトなのですが、

この時期ならもっと上もあっておかしくありません。 なぜこうなるのか。

どうもいくつかもの要素がありそうですが、

季節のダラダラ感(水温は昨年に比べて2度くらい低めに推移)もあり、

人為的なものの影響も言われますし、 加えて、僕はどうも大きな流れとして、

数年前をピークに今は少しバスの数が少ない時期であることもあると思います。

つまり、色んな状態の魚がいることで、絶対数は少なめなのも相まって、

どんなパターンでも外れではないが、決まりきらない。

すると、魚を見ながら釣れる、またサイズも選べるサイトフィッシングの効率性が強くなります。

この状況下での今後を予想してみますと、全体的には釣りが難しい

(ある意味ではゲーム性が高くて面白いとも言える)年になるように思います。

サイトフィッシングは既にメインエリアは北湖に移行しておりますが、

さらに北上しながらもうちょっと釣れそうです(季節のダラダラ感がありますから)。

一方で、それ以外の普通の釣りで追っていく場合、自分の得意な釣りを軸に、

何かをしっかりとやりきることがカギになるはずです。

やりきることで小さな情報を積み重ねて、効果的に煮詰めていくわけです。

いい材料は、サマーパターンに向うことでだんだんとパターンははっきりしてくると思います。

シャローでもディープでも、夏に向けた釣りをしっかりしていけば、

その状況下でのいい釣りができるはずです。

一方、僕の場合、この6月の中旬から水位が夏秋向けに低くなることがマイナス材料。

(僕の言う)シャロー、すなわちショアライン沿いでの釣りは狭くなります。

逆に水位の減少と日差しにともなって、

オフショアにカナダ藻などのグラスマットがすでにでき始めていますので

カバーフィッシングとしてはそちらを釣る方が率が良さそうです。

今回の琵琶湖オープンではまだ数が少なく、人とのバッティングを考慮して止めましたが

、今後は取り入れて行く予定です。またアイテムに関しての一つの提案は、

こういった魚が薄めの状況では効率性を重視すべきだと言うことです。

で、僕が最近、しばしば助けられているのが、パワーホッグの4インチ

効率性に貢献する3つのポイントがあります。

 

1) やっぱりパワーベイトは素材がいい、素材の固さと粘りで、

カバーをヘビーシンカーで釣っていても針先が飛び出してしまうようなトラブルが少ない。

2) 形状的にも十分なすり抜け感と同時に、適度なボリュームと水押しで魚を引っ張れる。

3) 匂いでのバイトの深さ、こういった状況下での貴重なバイトを深いフッキングに持ち込める。

 

これらの点からも、このアイテムは一つの完成形でしょうね。 カラーは、僕なりには、

チョコレートパープルブルーフレック、シナモンブルーフレック、グリーンブラウンブラックフレック、

という新色3色を気に入っていて、水が濁っているほど、先に書いた色、という感じにしてみています。

この辺は断言できないのですけれども。 写真は、ちょっと濁った水が澄み始めていたタイミングだったので

、シナモンブルーフレックで穫った2kgちょっとの魚。

なかなか釣れないのですが、来るとこういった魚も混じるんですよね、

パターンがズレているというより魚が薄いと感じる所以です。

なお、今回の琵琶湖オープンでもこういった魚を狙って延々とフリップし、

これまたいい魚が2匹で4kg弱を釣って19位、出来過ぎなくらい、上出来でした。

また自分の釣りについては、ここから大会も続くので、遠からずにレポートします。

自分を信じた、いい釣りをしたいと思っています。

 

[琵琶湖のシャローから] 琵琶湖オープンに見る今と今後's image(2)

 

中村 大介



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