フィールドスタッフブログ
2013/02/23

『琵琶湖のシャローから』  ☆ 今シーズンのテーマを決める☆ (中村 大介)

みなさん、こんにちわ。

寒い日が続きますが、元気にされていることを願います。
そして春も近いのではないでしょうか 〜 今週(2/18からの一週間)は冷えましたが、

それでも日が長くなってきていますよね。
僕はもう一つの大切な競技の釣り、ヘラブナ釣りをしていても、それを感じます。
午後からどんどんタナが上がってきたりして、魚の動きに春を感じる、といったことがありました。

さて、今週末から琵琶湖でもNBCチャプターの大会がスタートします。
船が仕上がるのは前日ですし、この冷え込みでは自分には厳しいと思われますが・・・
このタイミング、目先の試合だけでなく全体観、今シーズンの目標やテーマが整理されていることが

重要と考えています。

 

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僕はそんな目論見を立てる際には、一度、昨シーズンの成績を整理するようにしています。
PFJのように応援してくださる方へのレポートも兼ねて。
整理の仕方は、試合毎の「ウエイト」と「順位」に加えて総合的に分析するための

「平均ウエイイン率/リミットメイク率」、 「平均ウエイト」、「一匹あたりの平均ウエイト」を見ています。

昨シーズンは、全体に厳しかったですからその3点とも低下しているだろうと思っていたのですが、

整理してみると・・・


1) リミットメイク率=35%(前年52%)
2) 3匹リミットの平均スコア=3364g(前年3676g)
3) 一匹あたりの平均ウエイト=1502g(前年1468g)*
3匹リミットに限れば平均=1781gとなりました。
1,2は予想通り、いやリミットメイク率の落ち込みは予想以上。
しかし、3については、平均値が上がっているという、これは意外なデータでした。

つまり総括すると、
・昨年はシャローで勝負するには非常に厳しかった。
  (いくつもの要因があるけど、大増水&全開放流のパターンが少し多過ぎたのが根本原因のような気がする。)
・その中で僅かな地合、ワンチャンスを捉えてビッグウエイトを出すことができたことで、

  幾つかの見せ場が作れた。
  (2勝と準優勝1回、特に夏にビッグウエイトで勝てたことは大きい。3kg Fishのウエイインが年間4本/前年1本。)

・ただし、それらも含めて綱渡りの一年だった。

こんな風に考えると、戦術的テーマは「リミットメイク率を高めること」だろうと思いました。
シャローで勝負する戦略自体は変えるつもりがないので、そのシャローが苦しい状況下においても、

粘ってリミットを拾うことで上位1/3程度に踏みとどまる。
特に4月以降の大会でリミットメイク率を100%に近づけることで、参加各シリーズの年間優勝を目標とします。
そのために今期の試みである、新しい船の機動力とタックルの搭載力を活かしていきます。

みなさんは、今シーズン、どんなテーマを、どんなチャレンジをしますか?
よろしかったら、シーズンのスタートの前に、頭と心と整理をしてみると、いいチャレンジにつながる

のではないでしょうか、
チャレンジは魚釣りの魅力、本質の一つだと思います。

最後にチャレンジに関連して、こんなメッセージを読みました、なかなか響くものでした。
こちらも、よろしければ!

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「志と夢の違いは何か知っているか?」

(中略)

「【夢】というのは漠然とした個人の願望。

車を買いたい、家を持ちたいといった夢はみんな、 個々人の未来への願望。

でも、その個々人の願望を遥かに超えて、 多くの人々の夢、多くの人々の願望をかなえて
やろうじゃないかという気概を【志】というんだ。

【夢】は快い願望だが、【志】は厳しい未来への挑戦だ。

だから、【志】と【夢】はまったく次元が違うぞ。

【夢】を追うなんて程度の男になってはいかん。

【志】を高く持て!」

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僕も、いつかアメリカで勝負したい、という夢レベルではなく、日本の釣りの未来に少しばかりの

効果的なインパクトを残すこと、Athleticな魚釣りを文化として定着させることを志として持つことで、
少なくとも自分の中に何か変化が起きる気がします。

では、みなさん、シーズン前のいい準備を!

 

 

 

 



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