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『琵琶湖のシャローから』 ☆ 11月?プラス要素とマイナス要素の綱引き☆ (中村 大介)
このレポートは、
・自分の得意なシャローでの釣りをトーナメントで検証して気づいたフィールドや釣り方の情報
・その際のピュアフィッシングのアイテムの使い方、活用のアイディアをお届けすることを目的にしています。
ピックアップアイテム: ファンタジスタ・スチュディオス FCS-80+ MGS / フルーガー・パトリアーク 71LPCH-L
みなさん、こんにちわ。
陸上はすっかり冬模様になってきましたね。寒くても釣りに行っていますか?
11月になるとその年によって、雰囲気がずいぶん違うように思います。
今月は取材とプラクティス、そして試合とこの季節にしてはずいぶんと湖に出たのですが、
いくつか特徴的なことを感じました。
・水温が高めに推移している印象
・一方で、月の後半に急激に低下
・水位は概ね高めに推移
・強風とか雨模様が長く続く(例年だと私は、降水量が少なく、北西風は冷たくとも晴れた日が続くイメージがあるのですが)
・水生植物の枯れ方は一段と加速
これらのことには、この時期のシャローをやっていくのにプラスの材料もあり、またマイナスの材料もあります。
取材(DVD撮影)では一定レベルでプラスの要素をつかまえることができ、それが全くできなかったのが残念ながら
琵琶湖オープン最終戦でした。
11月27日 琵琶湖オープン第4戦 - No Fish
取材やプラクティスで湖に出ていた11月の釣りにおいては、一日の釣りを通して見れば、
複数の魚を狙って釣ることができ、またその中には50cm以上(2?2.5kg)の魚が最大3本程度までは
混ぜることができるという印象でした。
これは高めの水位と高めの水温というプラスの要素によって一定レベルでシャローが活きていることを意味しています。
ただし、植物の枯れ方とも相まって、水位の低下や雨、そして特に冷たい風というマイナス要素によって口を閉ざすことも
ハッキリしていました。
つまり、このプラス要素が活きて、そしてマイナスの要素が打ち消される時に釣れる、それによって釣れる地合いが 決まってくるという印象でした。
ですから、この地合いは、得てして水温が上昇する午後に得てして起きます。
先月からのモーニングバイト<アフタヌーンバイトが一段と加速しているのですね。
例えば、琵琶湖オープンの前日プラクティスで得られたクオリティーバイトは15時頃のものでした
(試合は13時に終わる訳ですが・・・)。
この、ただでさえ少ないバイトをできるだけ多く取ろうとすると、一つのアプローチとしては、
より軽いリグを使いながらも、正確にフリップすることで濃いカバーを抜いていくことがあります。
今回、そのアプローチに際して、マイクロガイドを搭載したファンタジスタのフリッピングスティックFCS-80+ MGSと、
パトリアークLPCHの組み合わせを試してみましたが、可能性がありそうでした。
普段使っている竿にはスパイラルガイドを使っていて、そのメリッ トはもちろん多分になるのですが、
マイクロガイドと比較するとフリップしていて、撃ちたい場所に向けての弾道が少しズレることが判ります。
(今までは気がついていませんでした、無意識的に竿操作で修正しながら釣ってたんですね。)
たった数メートルの距離でもプリップの正確さに差が出る。
全くもって今更、という感じだと思うのですが(スイマセン!)マ イクロガイドシステムには可能性があります、間違えなく。
この冬は、システムやセッティングをもういったん煮詰めてみようかという楽しみが出てきました。
きっと今年の冬は、この水位であればシャローに一定の魚が居残ってくれると思います、たまには相手にしてくれるでしょう。
(もちろん大した数ではなくて、あくまで少し変わり者の個体=自分のように、だけが残ってる訳ですが。)
またみなさんのセッティングもぜひ教えていただきたいです、冬のシャローでお会いしたときにはぜひ声をかけてください。
最後にDVD撮影の成果の一部を動画でリンクしておきます、良かったら参考までに。
山ノ下編
http://www.youtube.com/watch?v=dsY2VvWqF38&feature=related
人工島編
http://www.youtube.com/user/BassingKawaraban#p/u/4/G0xVr6E-jCs
そうそう強い季節風が吹くようになってくるはずです。
湖上に出る際はくれぐれも気をつけて、そしてみなさんも今年の釣りの、自分らしい良い締めくくりを!
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