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【早春のハードベイトゲーム】 (宮廣 祥大)
早春のハードベイトゲームであるシャロークランクやクランキングミノー、バイブレーションなどのリアクションアプローチが熱くなる季節になってきました。
早春あるあるとしてこれらトリプルフックを搭載したルアーですら「ショートバイト」でフッキングしないバレるなどバイトさせた魚を取り込めない状況においてタックルセレクトの重要性がより際立ちます。
これら小型~中型のトリプルフックルアーでセレクトするのがファンタジスタ:エックスグレイヴのマルチアーマメント72M。
グラスロッドレベルのダルさに近づけさせつつ程よい感度と粘りを生み出す低弾性カーボン素材をセレクトしています。
この要素を用いてスローテーパーデザインにすることで、キャストフィーリングの良さそしてそこから来る飛距離、低弾性素材によるスローテーパーカーブでロッド全体がアクションを受け止め仕事することでルアーが持つ最高の水噛みアクションを殺すことなく発揮させます。
人間には感じきれないレベルのこうした要素がプラグロッドには求められていて、リップの面積が小さく水噛みの弱いルアーになるほど大きな差が出ると思います。
そして何より低弾性素材のロッドが全体に曲がることでショートバイトの浅いかかりを食い止めたりバス自体が暴れないこと。
大袈裟かもしれませんがバスが釣られてることにあまり気づいていない!
つまり曲がるロッドだから魚をリフトアップでき、硬かったり先調子のロッドだとバスも暴れてショートバイトのバラシも増えるということです。
テキサスリグやラバージグと違いシングルフックでフルフッキングを必要としないハードプラグにおいては巻き続けるだけでバイトを絡め取るといったイメージで魚の重みや引きでオートマチックにフッキングするロッド。
最近では珍しいテーパーデザインとなりつつあるためファーストやレギュラーテーパーに慣れた場合で使用すると最初はぎこちなく感じるかもしれないですが、自身の追求してきた経験からやはりこのカタチになったといえます。
バスの活性がイケイケの場合はタックルバランスの差は現れにくくなるかもしれませんが、そんな時でも必ず色々なカタチで差が広がったりシビアなコンディション下ではさらに躊躇に現れると思います。
ロッドの好みや感覚は人それぞれですが、プラグのロッド選びが分からないプラグの巻を追求したいアングラーにオススメできます。
ということでより釣るためのタックルバランスの紹介でした!
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