『野池でDEXメタルバイブ！』 (北山 睦)

こんにちは、北山です。

いよいよ冬っぽくなってきましたね！

冬の間はずっと池原通いが続くのですが、先日、三重に戻ってきてからふらっと地元の野池に行ってみました。

現地に着いてみると、山間の池はすっかり冬の様相…

夕方の野池は冬独特のシーンとした静寂と、いかにも「冷たいです」的な硬そうでクリアな水。

偏光グラス越しにも泳いでいる生き物は何も居らず、生命観の“せ”の字も感じさせない“ザ・冬の野池”と言った感じです。

　持って行ったロッドは１本のみ。そして、ルアーはと言うとDEXMV（メタルバイブレーション40・44・49のみ。まさにメタルバイブレーション１本勝負。

　キャストしてリフト＆フリーフォールという単純な作業が続きます。

「こんな状況で釣れるのか？」という無～な感じが続きますが、そろそろ帰ろうかなと言う時に突如静寂を破るゴツゴツッという信号が！

出た！サイズはキーパーちょっとというサイズですが、１本釣れたら御の字の冬の野池でこれは嬉しいっ！

　やはり生命観の無い野池ではメタルバイブが一番効率が良いですね。

使い方は簡単！

まずキャストします。

そして、リフト。リフトはソフトにやりましょう。エギングのようなシャクり上げは必要ありません。

少し回りの水を動かして「何かあります」というのが分かれば良いでしょう。

高さ的にも３０ｃｍくらいボトムから上がれば充分です。この時、手前にあまり寄らないように注意。

上げてからは、ロッドを元の高さに素早く戻してフリーフォール。

なるべく早く手前に寄ってきてしまわないように気を付けます。イメージとしては、手前に来るまでになるべく多くボトムを“叩く”感じ。

バイトはフォール中に来ることが多いので、次のリフトで気付くことが多いですが、慌てずに大きなストロークでフッキングしてあげれば大丈夫。フックがトレブルでは無いので、あまり電撃合わせをするとバラシの原因になります。

今回のタックル。

野池の場合、深さに合わせて6g/8g/11gとある３種類から選ぶと良いと思います。

今回の野池は小規模でせいぜい２ｍくらいの深さだったので、飛距離との兼ね合いで８ｇを選択しましたが、

広い野池で最深部が遠い場合などは１１ｇを選択すると良いかと思います。ちなみに、今回１１ｇも使ってみたところ、ボトムの落ち葉をよく拾ってきて釣りがしにくかったので、ボトムに沈み込み過ぎない重さ（埋まらない程度の重さ）が良いと思います。

　冬の野池は、元々餌が少ないので、水温低下と同時にバスも代謝を下げて冬眠状態になるのが早かったりします。冬眠状態のバスはボトムでじっとしてます（中には横になって寝てるヤツも居る）ので、それを叩き起こすイメージでやってみてください。

　キャストは立っている場所から扇状に少しずつ角度を刻んでキャストします。回数を稼ぎますので、体も温まるし、ライトリグでじっくりやるよりは効率も良くなります。

　このDEXMV（メタルバイブレーションは根掛かりも少なく、この日もロストは無し。その割にはカルティバのダブルフックがちゃんと刺さってくれるので千載一遇のバイトもモノに出来ます。あとは、他の人も書いてますが、エビになりにくいですね。

　穴が２か所開いていて、セッティングを変えることが出来ますが、今のところの感触ではデフォルトでセッティングされている前の穴がオカッパリには向いています。逆に、ボートからバーティカルに近い状態で使う時は後ろ側の穴にスナップを移すと良いでしょう。

価格も１コインと手ごろなので、皆さんもロストを恐れずにぜひDEXMV（メタルバイブレーション１本勝負してみてください。釣れたら感動しますよ！

◆タックル

ロッド：Abu ホーネット・スティンガー・プラス 68MMHS MGS（プロト）

リール：Abu Revo ELITE7（右）

ライン：Berkley バニッシュ・レボリューション　１０ポンド

ルアー：Berkley DEXMV（メタルバイブレーション40/44/49

プロトロッドはMHより若干柔らかめのMMHのソリッドティップ。テスト品ですが、製品版はオカッパリの飛距離を考慮して６フィート１０インチに少し伸びているかと思います。ソリッドティップなので、こういう釣りにはまさにもってこいですね。メタルバイブにはオーバースペックは禁物です。「少し柔らかめ」がソフトなリフトを実現し、かつバラシも無く取り込めます。

また、野池とは違い、池原はまだ全然イケてます。

２３日にはシャローのミドストで５１ｃｍ２４００ｇが釣れました！

まだ水温も１３～１４℃あって、風さえなければ数もサイズも稼げます。

真冬の釣りと言うのはいろいろと教えてくれます。

年末年始は池原へも遊びに来てみてください！

お問い合わせは下記のURLからお気軽にどうぞ。

http://muzwo.com/post-175