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『シロギス不在なれども…それでも楽しい「ガルプ!ちょい投げ五目」!』 (近藤 利紀)
秋のちょい投げといえば、サーフが面白いのです。
ちょい投げの人気ターゲットであるシロギスが、波打ち際まで群で回遊することも多く、波が静かで綺麗な海だと、その姿を目視することもできるほど。普段はサーフでちょい投げすると、飛距離の問題でなかなかシロギスの顔が拝めないのですが、秋だけは別です。
ただし、秋といえば台風。今年は台風が連続して訪れ、台風だけでなく天気の悪い日もやたらと多く、なかなか秋ギスに会いに行けず、やっと天気と自分の予定が合って秋のサーフへと行ってきました。
しかし、天気予報に反して風が強く、ちょい投げが楽しめる場所はかなーり限定され…。それにシロギスの反応は皆無で、元気なのはフグばかり。
風の弱いポイントを釣り歩きつつシロギスを探すのですが、アタリはほとんどなく、たまにココンとアタリが出ると、この方が釣れ…。
怒りたいのはこっちです!
そうこうしているうちに風がますます強くなり、レンタルボートの人たちも早々に沖あがりとなっていました。
こういうときは狙う場所をがらりと変えて、港周りの深場を探ります。
今回使っているタックルは、僕が今年からメインタックルで使い始めたトリプルコンセプトの長い方のSTCS-742LT-KRとレボLT200SH。ラインはスーパーファイヤーラインカラード0.5号。この組み合わせでシンカー5号を組み合わせると、飛距離は50メートル以上出ます。
水深15メートルほどのポイントにガルプ!サンドワームを投入すると、すぐにブルルン!という気持ちの良いアタリ。でもこのポイントはシロギスではないんですね。
深場&砂泥ポイントの定番ターゲットであるトラギス。見た目は悪いのですが、シロギス同様に天ぷらにしてとても美味しい魚です。
トラギスのアタリはシロギスよりも少し派手に出て、同サイズで比べると引きも強いので、とても楽しいちょい投げターゲットのひとつです。
このポイントでは、トラギスとベラに遊んでもらい、次なる深場ポイントへ。ここも本命ターゲットはトラギスだったのですが、なぜか釣れてくる魚はこの方ばかり…。
エソですね。どうやら群でいるようで、着底と同時に食ってきて連発。この2匹同時のときは、どんな大物かとドキドキしちゃいました。
ということで、強風で釣り場が限定され、さらにはシロギスの活性が低いという悪条件でしたが、ガルプ!を使ったちょい投げ五目は、別の魚たちで存分に楽しむことができました。
また台風が来ていて、しばらく波の高い日が続くので、リベンジはちょっと先になりそうです…。
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