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『DECIDERの実力』 (服部 勇一郎)
あらゆるルアーを試し、あらゆる魚を掛けやっと紹介出来るまで来ました!
DECIDER(ディサイダー)DCR-610M MGS
このモデルはAbu Garciaの経験と技術を全て結集した
ハイパフォーマンスロッドと言うように、これまでのシグネチャーモデルにある
番手を踏襲しながらも、よりオールマイティ性が強くなったロッドです。
使用者の用途別に特化したシグネイチャーモデルや、曲げる楽しみをもたせた
Fantasistaとは性質が異なります。今回紹介するDCR-610M MGSは
M表記のレギュラーファーストですが、かなり高弾力な仕上がりで表記以上の強さを感じます。
ミディアムクラスのクランクやバイブレーション、5g~の撃ち物・スピナベは勿論、
ちょっとしたスイムベイト系にはベストです。
皆さんM表記でミディアムクラスのクランクを引くことを想像したら、
ロッドが結構曲がりかけた後のやり取りがしにくいのでは?と思いがちですが、
今回は最大48cmまでしか掛けて無いのですが、全く魚に主導権を与える事なく
ランディングに持ち込めますし、巻ごこちも良く仕上がってます。
テキサスではボトム感知力も良く、テトラ帯やごろた石などひとつひとつを
丁寧に探ることが可能!
たとえテトラの穴でバイトがあっても、全身 Xカーボンテープラップピングにより
トルクフルなブランクスがフッキングパワーをロスする事なく伝えてくれるし、
RFのティプからベリー辺りでキッチリ掛けて、そして強靭なバッドが魚に
主導権を渡さず穴から引きずり出す事が可能!
80クラスのライギョも楽々寄ってきます。
ここまで書いたり、店頭で触ってみたりするとパリパリな感じがし
キャストし難いのでは?と思われがちですが、表記にあるように
3/16~3/4まで綺麗にロッドにのせてキャストする事が可能!
6フィート10インチのロッドなので思いっきりかっ飛んでくれるし、操作性も抜群!
ロッドは店頭で触ってもわからない物です。色んなシチュエーションで
様々な使い方をして、魚を掛けないと 解りません。
今回紹介した、DECIDER DCR-610M MGSはコストパフォーマンスに
優れていますし、ロッドパフォーマンスも最高です。
ボートでも陸っぱりでも手放せない一本となってますので、皆さんも是非使用して下さい。
服部 勇一郎
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