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『[琵琶湖のシャローから] BLACK9を使ってみて』 (中村 大介)
みなさん、こんにちわ。 4月、そして5月前半と、琵琶湖ではまさに産卵の動きに強く影響を受けている時期ですね。
今年は雨が多く、少し遅れ気味かと思いきや、GW前に水温が上がって来て、
一気に水中の季節が追いついて来たという感じだったでしょうか。
シャローをフリッピングしていても、周りの手漕ぎレンタルボートでごく普通に釣っている方の方に
大きな魚が釣れてくるようなことも多かったです (変にサイトフィッシングをするより大きな魚がきてることもあったようです)。
この魚を釣る楽しさを多くの方に感じてほしいと思う反面、産卵行動が上手くいってほしいと心から願うので、
僕にとっては複雑な時期です(苦笑) 僕はこの時期も、産卵前と後の魚を狙って
シャローのフリッピングを中心にした組立てをしていきます。
さすがに結果につながらないことも少なくないですが、 強風とか、産卵前後のビッグフィッシュが混じったりとか、
少し展開が後押ししてくれて、それで勝てたことも一度や二度ではないので、これが僕なりの勝つための道だと思ってます。
さて、そんな展開にもう一つのアクセントを加えてくれそうなルアー、パワーポップが発売されました。
これはすごく可能性あるベイトだと思います。 ちょうど伸び始めたヒシモを狙って、
産卵後にシャローに残る魚をトップウオーターで釣るのは僕の引き出しの一つなんですが、まさにぴったりになりそう。
ということで、先日のPFJの取材で早速に使ってインプレッションを、と思っていたのですが・・・
当日は、まだ産卵行動の方が強いようで、僕のメインの釣り方であるフリッピングでの魚を数匹、
動画に収めていただくのが、いっぱいいっぱいでした。
ということで、パワーポップでの釣り込みには、もう少しの時間をいただいて。
取材の当日にも活躍してくれた新しいリール、Revo BLACK9について、少し書いてみたいと思います。
ここまで一ヶ月ほど使ってみて、まぁ、予想以上に良くて、
一言で言うと、僕の釣りは基本これがあれば全て事足りる、という感じです。
剛性、耐久力に焦点があたっているので、ゴツいリールなのかと思いきや。
今のRevoの、僕にとって最大の良さであるパーミングのしやすさは変わらず。
自然な握り込みでロッドを振れるかどうかは、丸一日、ヘビーウエイトのベイトをフリップしていくときの精度を左右します。
そして、剛性はメカとしての精度にもいい影響があるようで、ピッチングはスムースだし
(ベイトフィネス系以外は僕はこれでいけちゃいます)、フッキング時に”しっかり感”があります。
このしっかり感と、9:1のギア比が、フッキングした魚をバラさずキャッチすることにつながっています。
(ギア比の高さの最大の利点は、僕はフッキング前後に求められる急激なラインスラックのコントロールだと思っています。)
ヘビーカバーの釣りにおけるキャッチ数は、「キャスト数」×「カバーの貫通率」×「バイト率」×「取り込み率」ですから、
タックルの後押しで、その要素の一つを変えられることはとても大きなことです。
そうそう、大きなハンドルノブも、もしかしたら見た目にビックリされるでしょうか、使ってみれば意図が判ると思いますよ!
僕はフォール中のバイトに対応して、急いでクラッチを入れて巻き込んで・・・
なんてことをしていると、手が傷だらけ、なんてことがありました(苦笑)
このノブはぱっと掴みやすいし、力が入れやすいので、そういった場面での対応に落ち着きがでます。
ということで、僕はとてもいいと思いますよ、BLACK9。 ぜひ手に取ってみていただきたいと思いますし、
動画も公開されましたら、ぜひご覧ください。
僕は、BLACK9に、フリッピングスティック、そして、滑りとハリのあるスパイダーワイヤーインビジブルブレイド。
そして、この取材の時には、バブルクリーチャーの着底後の倒れ込む動きにバイトが集中してました。
パワーポップもきっと活躍する時期になります。
こういった道具・ベイトのサポートをもらいながら、
5月後半の試合に臨んでみますので、またレポートいたしますね。
お互いに、いい釣りを!
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