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[琵琶湖のシャローから] 状況がハッキリしてきました (中村 大介)
みなさん、こんにちわ。
琵琶湖での釣り、いかがでしょうか?
いい釣りをされている方もいらっしゃるかもしれませんけれども、一言で言えば、やはりというか、
引き続き、一筋縄ではいかないコンディション、が全体観だとは思います。
このところ、大会に少し続けて出てみて、自分の釣りと大会の結果を照らし合わせて、
自分なりには状況がハッキリしてきたように思います。
結論、やっぱり今年は魚が薄めのシーズン。
ただし、好材料としては、ここまで暑くなってきて、だんだんと水中に明確な季節感が生まれてきたこと。
そして、考慮すべき材料としては、藻類が非常に繁茂していること。
こんな状況ですから、平日にガイドさんの釣果を見て、週末にワクワクしながら釣りをしても、
見た目だけ豪華なウィードベッドを片っ端から釣っても、なかなか結果には結びつきにくい。
ましてや、大会で時間も限られて、人も多くて、となると一人あたりの魚の平均値が少なくなります。
季節感を活かして、トップがガッチリ釣っていても、TOP30%あたりのウエイトは非常に伸びていない、
リミットメイク率も意外と低いというような展開ですね。
こんな時にシャローを中心に釣ることを考えると、僕なりには2つのことをまずは念頭に置きます。
1) スポットの見極め
前記のように、今年は藻類が多いシーズンです。そして魚は薄い。
そんな時に、いくらマット状のウィードが見た目良くとも、それらを片っ端から釣るだけでは、あまりに率が悪い。
ではどうやって絞りこむか。
ご参考までに、僕が沼系フィールドで育ってきての、アシを大雑把に見立てる際の経験則を。
あまり生えていないエリアは、固まって生えている場所、たくさん生えているエリアは
あまり生えていない場所に生えているアシ、ってのがあります。
応用して、今年はたくさんウィードが生えているので、たっくさんモリモリ生えている場所より、
少し外したところのウィードがカギになるかもしれません。
もちろんそれは、水面上に出ていようが、出ていまいが、構わないわけです。
結果として、水通しが悪くてウィードが多く、ウィードが多いのでさらに水通しが悪くなる場所を避けて、
湖流とかハードボトムとかが絡んだところを釣るという訳ですが。
2) 道具立て
魚が居て釣れないのではなく、魚が居る場所にたどり着くのがカギというのが傾向です。
よって、道具に求められるのは繊細さや食わせる力よりも、効率性、確実性。
そうなると、僕の提案は極めてスッキリ、いつもながらですが、まずはスパイダーワイヤーのインビジブルです。
カバーをスルッとキレイにすり抜けてくれる、結節も摩耗も対衝撃もブレイド系として出色の出来でしょう、
もう力説する必要すら無いですね。
ベイトはパワーホッグの出番が増えそう。
すり抜けもいいし、的頃のサイズである程度魚を呼べるし、貴重なバイトのフッキングが
難しくなるほど大きくはなく、魚のキャッチ率の高いストレートフックとの相性も抜群。
そして最後に、今期、ここまで試してきて、メインのリールになったのがレボのロケット9。
回転の滑らかさやブレーキの使いやすさはもう大前提で、
僕なりに言うと、パーミングしやすく、そしてギア比が高いのに非常にしっかりしたリール、という感じです。
それはつまり・・・まずはパーミングしやすいから精度の高いアプローチに貢献してくれて、
しっかり感とも相まって(ヘンにドラグが滑りません)合わせがしっかり効く。
カバーから魚がしっかり引っ張れるし、カバーから不意に魚が飛び出したりした際の
巻き取りの早さでミスの可能性を減らせる。
安心して、自信持って使えるリールです、ぜひフィールドで試してみてください。
僕なりには1/2oz以下での繊細なアプローチにMGX、それ以上はロケット9、これで決まりです。
少し釣れないこともあるかもしれませんが、
こういったシーズンに釣り込むことは必ず魚釣りを上達させてくれます。
そして時に自分の釣りと魚の地合がリンクしてくれると忘れられない釣りになることもあるはず
(今年も7月上旬くらい、ちょっとシャローがいいタイミングがあったように思います)。
暑さには気をつけて、お互いにいい釣りを!
中村 大介
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