フィールドスタッフブログ
2014/05/14

『琵琶湖ガイドツアーレポート』 (小森 嗣彦)

毎年恒例のゴールデンウィーク琵琶湖ガイドツアーが終わりました。

そのゴールデンウィークの琵琶湖を少し振り返えってレポートしてみます。 今年は冬の寒さからか、春のスタートが

少し遅く、4月の前半はそれなりに渋い日が続き苦戦しました。全国的に渋い春で、

琵琶湖も例外ではありませんでしたが、そのため湖上はボートが少なく、比較的空いていました。

普段は銀座になって敬遠するようなメジャースポットなども含め、やりたいスポットが自由にできたので、

そんな状況でもシーズンのイメージはすぐに掴めました。

 

今年のプリのバスはウィードの密集したエリアに多く、動きが早いかとてもナーバスかのどちらかで、日によってムラが

大きいという感じです。一気に動くことはなく、だらだらシャローに上がってきたり、口を使い始めていました。

雨が少なかったため水質は超クリアで、そのためプレッシャーにも弱く、釣りはライトリグの方が分がありました。

暖かくなればもっと食い出すだろうと思っていた通り、季節の進行とともに釣れるバスのコンディションもよくなり、

数も釣れるようになってきました。 一雨降ったあとはさらに良くなりましたが、今度は濁りが入りすぎて、

濁りが回ってからはまた少し渋くなりました。 そんな感じで連日爆釣とはいきませんでしたが、いい日あり、悪い日ありで、

その条件がとてもセレクティブでつかみづらい、そんな感じのゴールデンウィークの琵琶湖でした。

 

 

 

ちなみに今年の琵琶湖で私が狙っていたのは、プリもアフターも同じで、アユについているバスがほとんどです。

今年はそういったバスが多く、それが細身のストレートワーム系がトータル的に良かった理由に思えます。

 

他にはアユを追うハスも多く、それを食べているバスはでかいのですが、条件があったときだけ狙うようにしていました。

常にバスの活性が高く、釣りたいルアーで狙って釣れるメジャーフィールドなんかありません。状況にあわせてルアーを

チョイスし、テクニックを駆使するのがバスフィッシングのもう一つの楽しみ方だと私は信じています。そして状況が

シビアになればなるほど、尖ったルアーチョイスやテクニックが必要になります。

Fantasiaのシリーズはそんな尖ったロッドなのが頼もしいと思います。

今年の琵琶湖で主に活躍したタックルと釣り方ですが、まず一番頻度が高かったのがベイトフィネス。

Fantasista STUDIOUS FSNC-69LSBF MGS NineAbu RevoLTX (ZPIBFC930PRO)、バニッシュレボリューション8LBを45m巻いてセットしたタックルです。 去年はショートダウンショットで使いましたが、今年はネコリグ。

しかもオフセットなどのフックを隠したものです。ウィードの根元までルアーを落とし、ウィードに掛からず

抜けてくるのが狙いです。

 

 

 

バスがワームを持ち上げでもウィードがついてこないので、ショートバイト対策にもなっていたと思います。

このタックルセットと使い方は本当に無理矢理感もなく、実に使いやすい、掛けてからも楽しい釣りができました。

写真の表情でわかってもらえると思います。 ベイトフィネスのフォローにはジクヘッドリグ。0.9〜1.3gのウエイトで

ウィード上にリグを止めておき食わせる釣り方で、毎年のフェイバレットと言えるアフターの釣り方です。

これはFantasista STUDIOUS FSNS-62LS MGS SATORIAbu Revo STUDIOUSバニッシュウルトラの

5LBを巻いたセットです。

 

 

 

この2本が今年の主戦ロッドでした。

自分のブログにも書きましたが、ちょっと厳しい状況が続いているとはいえ、琵琶湖は夢を釣る湖

たとえ1バイトしかなかったとしても、それが自己記録であったり、他ではみられないようなコンディションのバスであったり、

はたまた世界記録であったりする可能性がある湖です。この期間中も全く釣れないと言って上がってきたアルミボートの

レンタルの方が、片付けをしながら桟橋で62cmという怪獣を釣り上げていました。夢のような本当の話です。

ゲストさんがそんなチャンスに少しでも近づけるように、私も琵琶湖ガイドをやっています。

どんなに厳しい状況でも、少しでも今の答えが見えたとき、それは夢の1歩手前まできたのと同じだと思っています。

だから状況に関係なく楽しいツアーになりました。

 

小森嗣彦



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