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『カナダ藻マット大量発生につき...』 (木村 建太)
昨年の生育の悪さで、一時は絶滅まで危惧された?
琵琶湖のアングラーにとってなくてはならない存在のカナダ藻。
釣り人の間では「藻苅りの影響で減った」と噂されていましたが、
実際のところは春に雨が降りすぎた影響で水が濁り、
光合成できずに成長できなかったことが原因だと思います。
例年通りの気候に恵まれた今年は…
ご覧の通り!多過ぎて何処を釣ろうか迷うレベルです!!
初夏の時点では出来はじめのカナダ藻マットでのフロッグが好調だったんですが、
夏が本格化するにつれ風で押し重なった厚みのあるマットが増え、
水温の上昇と共に『濃いマット+水通し』など、
必要な条件を満たしたエリアを見る目が必要になってきたと言えます。
猛暑に見舞われていながらも雨の少ない今年のコンディションは水が悪く、魚が水通しを意識する状況。
こんな時こそ、パンチです!!
広大なエリアの中にポツンと現れる水通しのいいマットはバスにとって正にオアシス!
なるべく水通しのいい、ボディウォーターに近いマットや、
河川の水の通る場所にあるマットこそが一級スポットとなります。
もう一つ、エリア選択と同時に釣果に直結することは、
『いかに効率を上げ、より多くのマットを貫通させることができるか』です。
無限にあるマットの中で点の釣りをするということは、とても効率の悪いことだと理解し、
手返し良く撃ち続けることがパンチングを成功させる上ですごく重要です。
ズレないようにリグを組むことはもちろん、風の吹くことが多い琵琶湖では特に、
フロロ比重のフロロブレイドを使用することで、ラインが風を受けてルアーがマットを貫通しなくなったり、
ルアーの沈下速度を落とされたりというストレスになる要素が大幅に軽減され、
効率アップが可能となります。1.2~1.5オンスクラスのヘビーテキサスリグでのパンチングでは、
ラインが太くても問題はなく、むしろ太い方が重くて使いやすい上、
ラインキャパの心配をする必要もないため80ポンドを使用しています。
ヘビーテキサスリグは着底スピードも通常では考えられないほどのものであるため、
着底時のボトムとのこすれによる強度の低下が起こります。
80ポンドを巻いておくことで結び変え頻度を減らすことができるのも
太めを巻くメリットであり、効率アップに繋がります。
全力ファイト時の、魚との綱引きで起こる「キュキューツ」って糸なり、ハードパンチャーにはたまらんのです!
夏の思い出を、ぜひパンチで!笑
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