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『ウインチからヒントを得て生まれたDFL100』 (木村 建太)
いよいよDFL100の発売が迫ってまいりました!
ご予約頂いていた皆様、お待たせしてすいません。
今回はDFL100が生まれたワケを書いてみます。
もともとパワーフィッシングが全体の9割以上を占めるぼくのフィッシングスタイルにおいて、
タックルに求められることは軽量化やスムーズさではなく、剛性であることは間違いありません。
近年の釣り人の技術の発展に伴い、リールに求められる要素もベイトフィネス対応や、
パワーゲーム対応といった具合に進化してきていることはもはやここで言うまでも無いでしょう。
しかしですよ、、
ベイトフィネスにはスプールやハンドルを始め、
よりリールのポテンシャルを引き出すためのパーツが存在するのに、
パワーフィッシング対応のものが無さすぎるではありませんか!?
ということで、リールのボディの剛性のポテンシャルをフルで活かしきれる、
今までにないグリップ力を誇るハンドルの開発に踏み出したのです。
まず最初にヒントを得たのは、雑誌の取材中にライターさんがぼくの釣りを見て何気に発した言葉でした。
「木村ってさ、なんか変わったリールの巻き方するよね。猫手みたいに。」
意識してたわけじゃないんですが、魚とのファイトに対して、力強く、
指が滑らないように心掛けるうちに、自然と自分のリールの巻き方が変わってきていたのです。
要するにこういうこと。
例えば大きなウインチを巻く時、こんな握り方する人いないっすよね!?
必ず、こうなる。
つまむのではなく、握る。
人間の身体である以上、掌でしっかり握った方が力が入るのは当然。
従来の形のノブでは、一見パワーハンドルに見えてもつまむという概念で
ノブがデザインされていたので、いくら大きくてもきっちり掌を下に向けて
巻くことができなかったか、もしくは人差し指一本の力に頼るしかなかったのです。
もし、人差し指と中指を2本かけて、巻くことができたらどうだろう。。
パワーアップに繋がることは簡単に想像できるでしょう。
DFL100は、パンチング、フロッグ、クランクetc…
リトリーブやファイトに力が必要な釣りにおいて、
最もラクに力がかけることができるハンドルであると言えます。
100ミリで設計したハンドルアームには、
あえて軽量化させるための穴は空いていません、
思いっきり力をかけるものだから、折れるようでは論外。
原料となるカーボンシートにおいても、現状で一番強いと言われるものをセレクト。
ノブの芯となるシャフトも、通常のものより太く設計されています。
ぼくが1年テストし続けて、ムチャをしても折れなかったということは、
車で踏んだりしない限りきっと大丈夫です。笑
パワーゲームのパートナーに選んでいただけると幸いです、
よろしくお願いしますm(_ _)m
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