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2013/02/11

『河辺 裕和Yabaiコラム』 ☆ついに発売!Fantasista Yabai FYNS-61ULS MGS☆ (河辺 裕和)



初代ジグヘッドワッキースペシャルを進化させようぜ!プロジェクト》に対して、

僕の要求は、ジグヘッドワッキーのプルプルもネコリグのピクピクもスモラバの

ヒクヒクも前作よりもさらに繊細で自由に演出出来、違和感なくズッポリとバイトさせて

ガッツリとフッキング、さらに余裕のあるファイトが可能なロッドと言う困難な要求でした。

 

2012亀山でのテスト風景 (61).jpg



もちろん新素材3M PowerluxをコンポジットしたNR Composition Carbonの使用により

繊細でパワーのあるものが出来るであろう事は容易に想像できました。




が、予想を超えたのは高感度ソリッドティップで、軽く繊細過ぎるが故に操作の部分で

イージー感がなくなった事でした。



いままで1CM単位で動かしていたものを1mm単位で動かさなければならなくなったのです。



柔らかくすれば操作性は上がりますがパワーがなくなる、逆に硬くすれば操作性が失われると

言う反作用の矛盾が出てしまったのです。



しかしこの矛盾を解決したのは意外にも過去にありました。



およそ10年前に僕が考案し初代ファンタジスタにひっそりと搭載していた

ストラテジックガイドコンセプトでした。



このコンセプトを簡単に説明すると、硬いロッドに重いガイドを装着して

キャスト時のしなりを多く出したり、逆に柔らかいロッドに軽いガイドを装着して

張りを持たせたりする事でした。



このコンセプトを採用したテストサンプルは見事的中。

 

2012旧吉野川でのテスト風景 (61).jpg



ワンサイズ大きいガイドをあえてソリッド部に施し、繊細だけどイージーアクションで

演出可能なロッドに変えてくれました。



このロッドは前作のジグヘッドワッキースペシャルを進化させた物というよりは、

進化の過程をひとっ飛びして異次元生命体にまでいってしまった感じで、

Fantasista Yabai FYNS-61ULS MGSはダーウィンも真っ青のロッドに仕上がっています。

YABAI!!



前作を使っていただいて方も納得出来る仕上がりと思いますが、

より繊細になっているので前作よりも軽く握ってロッド操作をすれば、

その素晴らしい進化を体感出来ることでしょう。





 

 


 



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