フィールドスタッフブログ
2012/12/06

『トラウト?来シーズンに向けて』 (反町 工健)

みなさんこんにちは。PFJフィールドスタッフの反町です。
すでにトラウトは幕を閉じましたが、今シーズンはセシウムや

ローウォーターの盛夏と悩まされたストレスから、ここへ来て北海道で

トラウトを締めくくる計画を立てました。
成田発のLCCはおサイフにも優しく、関東と北海道を身近な気持ちで繋いでくれます。
釣行当日、「今年は最後までついてないのか・・・」と感じるような、天気は大荒れの雰囲気。

案の定降り立った千歳空港はみぞれ雨、そしてまもなく吹雪になる予報。
それでも格安レンタカーを走らせ支笏湖へ。秋から冬にかけて湖面が冷え、

安定した水温になるとブラウントラウトが活発になる。支笏湖は貧栄養湖で

魚影は少ないとされていますが、モンスタークラスが潜む湖で知られています。

そんな一発を求め、狙ったポイントへ向かいますが、湖へに入る道が降雪のため通行止め。

仕方なくほかの場所を探します。

道路から見える支笏湖は時折アングラーの方たちが目に入ります。

地元の方との情報交換では、サスペンド系で表層狙いや、メタルジグでボトム狙いなどアプローチは様々。

私はトップからボトムまで順にレンジを変え挑むことに。





みぞれ雪が手に凍みて異様に冷たくなり30分ごとに休憩。そしてキャスト。こんな繰り返しの中、

スローシンキングミノーをカウントダウンし、ゆっくりリトリーブしているときに「クッ」と引く小さなアタリが。

しかしフッキングせず。
結局2度アタリがあったのみで風も強くなり終了。

そして翌日は予報通り吹雪。しかも場所によっては停電。と、ニュースに出るほど荒れている。

しかし、じっとしていられず、とりあえず車を走らせました。
やはり支笏湖は横殴りの雪で釣りにならず、仕方なく周辺をドライブしながら川の様子見に、

さらに車を走らせた。

どんどん雪と風が強くなり進行方向はホワイトアウト状態。前方車両もすれ違う車両も何も見えなくなり、

駐車帯で吹雪が収まるのを待つことに。吹雪はしばらくして一時落ち着きましたが、空気はさらに冷たく、

眼下に広がる川は流れの筋が見えるだけで一面が真っ白。



自然には逆らえないとわかっていても今回の北海道は今シーズンに不満をさらに残す旅に

なってしまいました。

自宅に帰ってまもなく、友人の漁協組合員が近所の川に鮭が遡上していると電話が来て、

見に行きました。
瀬の落ち込みにはペアリングしている鮭がいくつも見られます。

この場所は銚子の河口から約200キロほど。この旅で鮭のヒレはすでに水カビがついていますが、元気です。

産卵は近そうです。

 

 

 





ここ烏(からす)川は利根川の支流で、私が子供のころから親しんでいる川ですが、

付近は渓流というより街中を流れる里川で、あまりきれいなイメージの川ではありません。

しかし毎年行われる鮭稚魚放流の成果が、この時期形になって戻ってきています。

そして子孫を残すため自力で戻ってくる鮭に感動しました。

関東近県のトラウトは人為的な制限もなく、健全で例年以上の期待が持てる

来シーズンになってほしいと願うばかりです。



 


 


 


 




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