最新のブログ
-
『フィッシングラインのサポート契約を結びました』 (国保 誠)2019.01.07
-
『JBⅡ桧原湖第2戦 準優勝』 (白鳥 稔一)2018.12.04
-
『DEXフットボールでキッカーダメ押し!チャプター津風呂湖最終戦優勝!』 (北山 睦)2018.11.30
-
『[琵琶湖のシャローから] "The Flipper"- 発売にあたって④実践編/トーナメント活動終了のお知らせ』 (中村 大介)2018.11.29
-
『海外グルーパーゲーム!』 (津馬 博)2018.11.29
-
『エラディケーターでランカーシーバス!!』 (加藤 隆司)2018.11.29
-
『三道 竜也の釣行記 10月エギング編』 (三道 竜也)2018.11.29
-
『Taku's Style 房総リザーバーでMax Scent!!』 (甲斐 拓也)2018.10.31
-
『Eradicator Extreme810MLFでランカーシーバス』 (白戸 琢磨)2018.10.31
-
『世界遺産知床遠征!!後編』 (菊地 正彦)2018.10.31
『琵琶湖のシャローから』 ☆ 2012年シーズンのまとめ☆ (中村 大介)
みなさん、こんにちわ。
2012年も残すところ僅かになりましたね。
私には何だかあっと言う間の一年でした(年とってきた証拠ですね〜)。
魚釣りと考えると、みなさんにはどんなシーズンになりましたか?
僕の琵琶湖での釣りにおいては、NBCチャプターでの2勝や、
BAITでの準優勝など、想い出に残る試合が幾つもありますが、
同時に山谷が激しいというか、全般にはとても難しい、つまりシャローの
釣りで押していくには厳しいシーズンだったように思います。
実際、琵琶湖での試合においてシャローの(まぁ、僕が勝手に言う
ところのとても浅い場所の)釣りが決め手になっている試合がとても少ない、
いわゆる「シャローマン」、が勝つことが少ないシーズンだったのは
間違えないのではないでしょうか。
(写真は京都チャプター第3戦、明らかに厳しい状況の中、
シャローに上がってきて優勝に導いてくれた魚)
というと、今年が「まずい」シーズンだったかというとそんなことは無くて、
確かに年間のタイトルなど目標にしていたものの幾つかは達成できませんでしたが、
それを目指して厳しいコンディションで試合をする中で気づいたことがたくさんありました。
一日の釣りの組み立て方や道具立て、釣りに向き合う姿勢や、地合の読み方、
釣りの動作など、釣りに関わるあらゆる事柄において。
それらが今まで以上のレベルで求められたので、より磨かれたというか。
特に姿勢や動作として「丁寧に釣りをすること」や地合において
「居るけど食わない状況を判ること」に大きな進歩が見られたと思っていますし、
それと同じくらい道具のセッティングも煮詰まってきているのも進歩だと思っています。
そこで今回は、そのタックル類について、今の段階での自分なりの考えを整理してみたいと
思っています。
全く新しいことではなく、これまでのレポートの中で、少しづつ書いていることの
まとめでもありますが、宜しければお付き合いください。
・ロッドについて
現在使用しているのは8ftクラスのフリッピング用のブランクスで作った竿です。
弾性が現在の日本での標準的な高さのものと、もう少し低めのものとを使っていますが、
使い込んでいくと弾性が低いものの方が良いと思えるシーンが多かったですね。
この辺はラインとの組み合わせ、そしてガイドセッティングに加えて、好みの問題でもありますが、
バイトを弾かないことや破損の少なさ、そして魚をしっかり引き上げる感覚を考えると
竿は高弾性一辺倒でなくていいはずだと思えます。
それからガイドセッティングについては、トラブルの少なさからここ数年スパイラルを
使っていましたが、今後は100%マイクロガイドシステムに移行します。
マイクロガイドシステムの良さは、もともとのブランクスの性能をより引き出す素直な曲がり方と、
フリップ時の精度が上がること。
ガイドへのラインのまとわりつきといったトラブルも、スパイラルに比較しても変わらない印象。
フリッピングの竿でも、そうでないものでも、一度は使ってみることをお勧めします。
・リールについて
今年はMGXを使わせていただき、その良さにビックリしました。
これまで何年も使っていた他社機種に比べると、一日、より自然に握り込めることが関係してるのか、
一日中フリップしていても疲れが出にくいですね。
手首の自由度も上がった気がします(自由度の高さにより柔らかく竿を握るのはフリップの精度や
バイトをうまくとることに関係するはずです)。
もちろん、ギア比の高さも効果的、よく手返しのことが言われますが、僕が一番ヘルプして
もらってるのは魚の取り込み。
しっかりフッキングして竿が頭上にあるような状態では魚の状態によってはラインスラッグが出やすいはず。
そこから速やかにラインを巻き取り、竿がちゃんと曲がって機能するポジションまで持ってくることで
バラシが減っているはずです。
・ラインについて
これはもう、毎回のように書いた記憶がありますが、僕はスパイダーワイヤーのインビジで決まり!です。
何本撚りが、とか強度が、とか断面の形状が、とか色んなことを言われるブレイドラインですが、
試してもらえば判るはずです。
糸のハリ、表面の滑らかさ、結節のしやすさなど、実際にフィールドでカバーにリグを入れ込んで、
ピックアップして、また入れて・・・
そしてバイトを出して、魚を掛けて、取り込んでと一連の流れの中でラインがジャマをすることが本当に少ない。
この糸でカバーできない領域は、もはやフロロなどモノフィラメントの領域でしょう。
次シーズンのテーマはその、モノフィラメントとスパイダーワイヤーの使い分けになってきそうです。
・リグ/ベイトについて
今年の琵琶湖では95%くらいテキサスリグをフリップしていましたが、そのセッティングも煮詰まってきました。
トゥルータングステン社のシンカーをゴムのペグで止めて、パンチングスカートを挟み、フロントライン社の
ハンティングフックをスネルノットで結ぶ。
(独自のルールがあるNBCチャプターではシンカーとシンカー止めを認定のものに。)
シンカーがペグ止めされていることでキャスト時と回収時のスムースさが出る、その分、
堅くなりがちなアクションを滑らかにするのがスカート。
スカートそのものと、スカートがタイイングされているのが球状のプラスティックなのもいいですね。
ハリは、掛かった魚がバレないことを優先した形状(ハリは掛かりの早さとバレないことが
常に相反しているように思います、よって何を求めるかが大切)。
このハリの4/0にぴったりなのがダブルホッグ、夏以降のシーズンは本当に多用しました。
すり抜けが最優先、という形ではないのですが十分なすり抜けと少し魚を引っ張れる動き、
そしてスナッグレス性とフッキング性といった、トータルのバランスの良さを引き出す形状、
ボリューム、そして個人的にはパワーベイトの素材の良さを再認識しましたね。
こういった迷いの無い選択が、来期もきっとプラスに働くはずです。
以上がタックル類、現時点でのまとめです。
もし何かを参考にしていただけるなら幸いです。
では、年末、忙しかったり、何かと普段よりバタバタとする時期だとは思います、
気象条件も厳しくなることも多いはず、釣行の際してはムリせずに、気をつけて、いい年をお迎えください。
僕は来年は、そうそうに初釣りと共に、ボートを見に行きます。
もしかすると来シーズンは新しく、ちょっと大きめのボートを導入するかもしれません。
そんなことも考えるとワクワクします。
来年もお互いにいい釣りができますように!
«前へ 『チャターにオススメ!』 |
次へ » 『真冬のリザーバー攻略!!!』 |