フィールドスタッフブログ
2012/11/21

『田代島の下見』 (塩津 紀彦)

いよいよバークレイロックフィッシュオープン東北大会が今週末に

近づいてまいりました!



震災後初の田代島での大会ということもあり地元の方々のお力も借りて

田代島をぐるっと見てまわりついでにちょっくら釣りしてきました♪







ニャンコちゃん達は元気でした





島に到着し、まずはお世話になる毎度お馴染みの民宿「はま屋」さんに

挨拶に行きます。







田代島の釣りの事なら民宿「はま屋」さん





大泊港を出発してまずはニ鬼城崎方面をチェック。

ニ鬼城崎方面の道は舗装道路からちょっと入るとかなりの草木に行く手を阻まれま
す。

震災後ほとんど人が行っていないので道は荒れてしまっているので気をつけて下さい。







南からのウネリに強いニ鬼城崎





次に向かったのは番屋下付近の磯場。

比較的足場が高い磯が多いため地盤沈下していても昔とさほど変わらずに釣り可能。

田代島のベッコウポイントとして有名なエリアです。





ベッコウのいいサイズが狙える番屋方面の磯





お次は田代島の磯と言えば「三石崎」って言われる人気ポイント。

草刈りもしっかりされていて舗装道路曲がり角には嬉しいおトイレ完備

(紙はないですが…)。

「田代島のシーズンは三石から始まる」

と地元の方々が言うくらい魚の出入りが多いエリアです。







波が高いと内向きの湾のみの釣りになります。





お次は大根崎下付近。

すっかり道が自然に飲み込まれてしまい草ボーボーです…。

土地勘のない人は迷いの森となってるので要注意。

ちなみにアイナメがメインのポイントです。







北よりの風が吹くと強いエリアです





さて次は学校の浜&大根崎です。

地盤沈下の影響が露骨に出てしまったエリアです。

岬状になっていて乗れた磯も干潮以外ほとんど上がれません。

しかし沈下した分、水深が深くなったエリアもあり震災前には魚がつかなかった場所
で意外なサイズが釣れることもあります。







遠投タックルが攻略のキーポイントです





最後にニ斗田付近の磯。

地盤沈下の影響で入れなくなったエリア多数…。

港から近いためプレッシャーはかなり高めではありますが

タイミング次第では意外な大型が釣れることもあります。







前は普通に行けたのに…orz





大泊港と仁斗田港。

残念なことに地盤沈下の為に水に沈むエリアがあります。

水に沈むエリアは大変滑りやすいため立ち入りはなさらないで下さい。

かさ上げ工事が終わった箇所を中心に釣りをする感じにになります。

しかし震災後釣り人があまり訪れなくなったので意外な好釣果が望めたりします。

この前は50センチのベッコウを頭に40アップも数本上がったとか…(汗)







昔の足場がすっかり水に沈んでしまいます…。







かさ上げ工事は徐々にですが進んでました





おトイレは島内に数ヶ所ありますが基本的に紙がないので要注意。



ジュースの自動販売機も少しありますが売り切れ必至のため持ち込むように

心がけて下さい。







島のおトイレ





震災による崖崩れはほとんどありませんが細かく見ると崩落箇所は

存在するようです。



なので足場が崩れ易いエリアには立ち入らないようにして下さい。



あと全体的に地盤沈下のために昔は入れたエリアが入れなくなっていたりするので

昔の感覚で無理に入って行くと波にあたったり

干潮で入ったはいいけど潮が上げて退路を断たれたりしかねませんので

くれぐれも無理な足場選択はなさらないように気をつけて大会にのぞんで下さい!







 


 


 


 


 


 


 


 


 


 




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