フィールドスタッフブログ
2012/08/01

『琵琶湖のシャローから』 ☆ 7月後半?一気に夏です!☆ (中村 大介)

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このレポートは、
・自分の得意なシャローでの釣りをトーナメントで検証して気づいたフィールドや釣り方の情報
・その際のピュアフィッシングのアイテムの使い方、活用のアイディアをお届けすることを目的にしています。
今月のワンポイント: 現在の私のタックル紹介
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みなさん、こんにちわ。
梅雨が空けたらとたんに暑い夏ですねー
水中もここにきて前回のレポートの状況から数週間で一気に夏模様に変化したように思います。
この季節感の変化の早さ、あらためて自然/動物について学んだ印象です。

その変化を今回はうまくつかまえられた場面がありました。
・7/22 NBCチャプター琵琶湖 第4戦 - 優勝/69名中(7590g/3本)
・7/29 NBCチャプター琵琶湖 第6戦 - 23位/56名中(4450g/3本)

 



今回のキーワードは、前回のレポートとはうってかわって「サマーパターン」です。
これは両試合の表彰式でのインタビューでも、多くの選手から聴かれたキーワードであり、私も同感です。
サマーパターンですので、基本はチャネルラインの釣りで、六本柱、下物はるか沖、といったエリアが

具体的に出てきます。

こうなるとシャローは基本的に厳しい(居着きの魚は居るけれども、1kg前後までの魚が中心で勝てない)。

一方で、今回ワンチャンスがあったのは、サマーパターンがきっちりしてきた分、
前回レポートで「雨でも魚がシャローに差さない印象」というのがうってかわって、
22日の琵琶湖チャプターでは前日からの大雨により、シャローに魚が差してくれたのをキャッチで

きたということです。

前日から、実に水深30cmほどの浅いところまでいい魚が差してくれていました。

29日はそれが無かった分、シャローでは厳しい傾向であるのを理解しつつ、可能性があるギリギリまで、
できるだけ浅いレンジで勝負するのが自分のファーストチョイス。
押してみましたが、7本釣って、前週には釣れなかったジャストキーパーまで来てしまう展開で約4500g、
また沖での釣りが非常に釣れていて、順位が伸びなかったということです。
サマーパターンはハッキリしつつ、表層水温は30度くらいまできたものの湖流の直接絡むラインは適水温に

近くて、魚の居場所が判りやすい上に食わせやすいタイミングになったのではないでしょうか。
また、そういったエリア、夏らしい釣りで(六本柱付近のラバージグで)8kg近くのビッグウェイトが

出ていたので自分としては納得です。

今年は本当に沖での釣りが強いというか、ウィードが少ない分、ディープストラクチャーをしっかり把握しての

王道の釣りが強い、という印象です。

そして、本当の浅いところを釣っていた選手は軒並み苦戦でリミットすら難しい状況ながら、
一段深いヒシモを釣って上位に入った選手がいたのもまた、納得であり、僕の今後のテーマですね!

このあたり、京都チャプターの前日の段階である程度整理できていたので、少し長いですが詳細はこちらをどうぞ。
琵琶湖チャプターの優勝報告と京都チャプターの予想です。

http://www.youtube.com/watch?v=baX5JzaCY2o&feature=youtu.be


さて、加えて、今回はアイテム紹介というより、タックル全体の紹介をしようと思っています。
僕なりには上記の季節感みたいなのが一番大切と思うのですが、タックルとか釣り方についてのご質問を

結構いただいているので、ご参考までにお応えしてみようと。
上記の動画での冒頭にて、簡単に紹介しているのが、今回の試合においてのメインタックル。

まず、リグはシンカーが3/4, 1, 1.5ozのテキサスリグ。
現在の琵琶湖で私がメインで釣るのは、浮き芝、ヒシモ、カナダ藻ですが、こういったカバーにはラバージグより

テキサスリグのすり抜けが効率性を上げてくれます。
また変形のリグ(重りをワームの尾部に差し込むとか、ドロップショットのリーダー無しとか)は、
すり抜け⇒食わせ⇒フッキング⇒取り込み、もしくはすり抜け⇒回収⇒次のキャスト、という流れにおいて、
どこかのパートでのメリットを強く感じながらも、逆にデメリットを強く感じるパートがあるので私は総合力を

重視して現在のところ使っていません。

それよりも、魚を効率よく探すことに力点を置いているからです。

シンカーは、キラメキで魚を引っ張りたいような状況を除いて光らないものを使用。
今回はNBCルール上使えるシンカーが限られるため、ペグ止めしているタックルもありますが、

本当はベグ止めの方が効率がいいです。
フックは太軸のストレートフックに、それに合うすり抜けのいいワームを合わせる、と。
またシンカーとフックの間にはスカートをいれ、またシンカー/スカート/フックの間にわずかにスペースを

持たせて、若干の動きの柔らかさを出しています。

この辺の一つひとつは、考え方によって違うやり方があるのも理解できますし、それによる差は僅かなものだと

思われます。(と言いながら、数パーセントにこだわるのもまた大切、とも思いますが。)

ラインはもちろんスパイダーワイヤー
一本、旧ウルトラキャスト(黄色)が残ってましたが、私は今はインビジで決まりです。スムースさ、その持続が

違います。
それがキャストやすり抜け、よって食わせに関わってきます。

リールは、3/4ozと1ozはMGX、そして1.5ozはレボ エリートパワークランクです。
MGXのバランスの良さとハイギアは抜群に使いやすい。
今のメインで、どのくらい使いやすいかを僕なりに表現すると、これは「釣れるリール」です。
同時に、パワークランクはドラグがいいんですね、1.5ozでかなり濃いところに入れてしっかりフッキングしても

ドラグが滑らない。
これは実は結構、大切だったりします。あんまり早くドラグが滑っちゃうと合わせが効かなかったり、

魚を引っ張れないこともありますので。

ロッドが7.10ftと8ftのフリッピンスティックで、今はオリジナルのものをメインで使っています。
ブランクスやガイドセッティングなど、自分なりにかなり整理できていているので、私からのご提案ができる時が

来たらいいのですけれどもね!
ちなみにマイクロガイドを今年から試していますが(昨年まではスパイラル)、かなりいいです!
ファンタジスタシリーズなど、色んな竿で提案があると思いますから、みなさんが使うタックルで試せるものが

あったら、ぜひ試していただきたいと思います。


ということで、タックル紹介、これは季節に強く関係するところではありませんが、特にこれからの季節に

際してということで二つのことに触れておきたいと思います。

一つは魚の扱い方。

これからの時期、デッキが熱くなります!素足になって火傷した経験ある方も多いでしょう。

ということは、魚をデッキに置くのは危険ですよね。
取り込みが抜き上げになることも多い釣り方を紹介している訳ですが、私はこれからの時期は抜いたとしたら

糸をキャッチして、魚を下に置かないようにしています。
またサイズを測るためにデッキに魚を押し付けるとどうなるか、っていうこともちょっとイメージすると違う

やり方が考えられると思います。

例えばトーナメントでも、こういったことも魚を活かしてウェイインするためのポイントになるのではない

でしょうか。

もう一つ大切なのは、私達で、熱中症には要注意ですよね。
特にもしシャローに入り込んで釣りをしていると風が抜けないのでとても暑く感じるのではないでしょうか。
睡眠と食事、そして飲みモノを忘れずに、そしてムリをせずに、暑い夏、お互いに熱い、

楽しい釣りができますように。
いい夏を!!









 





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