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木村建太コラム 『Vol.3 パトリアークXTLPを使い始めて』 (木村 建太)
2012年度より、パトリアークXTLPを使い始めての感想。
正直、最初は「見た目的にかっこいいなー」くらいにしかおもってなかったっす。笑
しかしロッドにセットして使用してみると、思った以上にしっかりした、タイトなフィーリングでびっくり!
チタンコーティングアルミ両サイドプレートによる金属特有の精巧な、精度の高い機械を握ってる感じ。。
遠心、マグネット共に今まで双方のブレーキシステムを持つリールを使ってきて一長一短といったところでしたが、
フルーガーの遠心力ブレーキとマグネットブレーキの複合システム・アルティメイトブレーキシステムに出会い、
正直いいとこどりなブレーキシステムというのが感想です。
ぼくの場合、遠投時は遠心をひとつ効かせた状態(スプールに着いてるほうのオレンジのやつをひとつONに、
外側のマグネットブレーキを1にセット。最も気に入っている点は遠心ブレーキだけでも、
マグネットブレーキだけでも得ることのできないその投げ心地!
遠投ではブレーキのセッティングをかなり緩めにするのが普通なのですが、
そのようなフリーなセッティングでキャストする場合、どうしてもキャスト中にラインが「ブワッ」と浮き上がり、
バックラッシュ寸前の状態をうまく指先で抑えながら距離を伸ばす必要がありました。
しかしこのアルティメイトブレーキシステムの場合、遠心、マグネットといった双方のピークポイントを両方が助け合い、
常に柔らかくブレーキをかけ続けてくれるため、弱めのブレーキセッティングにもかかわらずラインの
浮き上がりが少ないことを実感できます。
結果、余分なラインの浮き上がり抵抗を排除し、、
って難しいこと言いましたが早い話…
めっちゃ飛びます!!!
そしてパワーフィッシング主体のぼくにとってもうひとつ重要なポイント。
PEライン使用時に強度は大丈夫なのかという点。
使い始めて数ヶ月、おそらく一般の方の数年分くらいは使用したと思われる今現在、
亀山ダムで PE巻いて、ブッシュに引っ掛かったのをガンガン引っ張ったりなど結構無茶な
使い方もしてきましたが、ガタ付きも出てこず、まったく問題ありません!
リールによっては力が掛かったときに一点のパーツに過度の負荷が掛かって
壊れたりすることもあるんですが、フルーガーは設計のバランスが良いのか、
うまく負荷を受け流してるみたいです。
これからも長く付き合っていけそうなリールです。
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