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『琵琶湖のシャローから』 ☆ 3月?今年の春は難しい?☆ (中村 大介)
このレポートは、
・自分の得意なシャローでの釣りをトーナメントで検証して気づいたフィールドや釣り方の情報
・その際のピュアフィッシングのアイテムの使い方、活用のアイディアをお届けすることを目的にしています。
ピックアップアイテム: ガルプ !アライブ! アトラクタントスプレー
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みなさん、こんにちわ。
春っぽくはなってきましたが、まだまだ暖かかったり寒くなったり の繰り返しですね。
カゼをひいたりしやすく、また人によっては花粉が気になる気候ですね、みなさんお元気ですか?
さて、今回は前レポートにて前日プラクティスの模様をお届けした 「B.A.I.T(バイト)」という大会をレポートします。
2Daysのオープン大会で、参加人数は20名(日本のTopクラスも参戦してくれている精鋭ぞろい)、エリアは全湖です。
・3/17-18 B.A.I.T. 1st Round - 2位
初日8340g(4本)/ 二日目 3530g(2本)
今年は自分の環境として、プラクティスが十分とは言えず、前日にも少し魚を釣ろう、
ということで金曜日の午後から船を出しました。
結果、前回のレポート通り、季節の進行とフィールドの感じをとて も上手く掴めた手応えを得ます。
東岸の大きめの流入河川に入って、こんな感じかな?というところを撃ち始めて3投目で3500gオーバー。
では、ということで久しぶりにいく同様の場所でも3投で3キロフィッシュ。
ではでは景色を変えて、ということでワンド系の地形で、こんなところにもいてほしいな、というところを
撃って5投くらいで 1200g。
その時点でイメージはできたのでプラクティスを終了することにしました。
ただし、ポジションは明確だったけれども、時期のことを考えても、途中で会った木村建太さんの釣りを
見せてもらっていても(スパイダーワイヤーの使い分けやハリのことなどセッティングの 話でも
盛り上がり勉強になりました!)
・決して魚の量が多くないとも思えること
・金曜日の晩から雨が降って水温が下がることはマイナス
・300トンの放水で水位が下がり続けていることもまたマイナス、という留意点も抑えて当日に望みました。
実際、初日から苦しい展開になりました。
初日は帰着が15時ということもあり、広くエリアを釣っていきますが、特にビッグフィッシュを期待した流入河川は
雨のせいか、ことごとく不発。
逆にワンド系の場所、それも少し水深があるところから何とか3本を引き出すも、2キロ級は一匹のみ。
釣った3匹のうち、2匹がガルプ! アライブ !アトラクタントスプレー(ガーリック)を吹きかけて2投目に
釣れたのを材料に頻繁にスプレーしながら釣って、諦めずに最後の最後、良さそうなところに入り直して、
帰着時間を考えてラストの一投・・・に何と3800g。
という展開で、苦しみながら8300gで首位発進ながら、2位、3位の選手はきっちりリミットを持っているだけに、
まったく余裕が無い展開です。
二日目は、雨が止んで流入河川の回復があり得るかもしれないけれども、日曜でもあり、帰着時間が早まることもあり、
まずは魚をできるだけ多く持って帰ってくる方向でワンド系の地形に絞っての展開。
しかし、期待に反して、12時を回っても持っていたのは800g一本。
更に移動した先で、参加選手に声をかけていれてもらったスポットですぐにバイトがあるも痛恨のバラシ。
マットの直下に魚が浮いていて、着水直後のフォールで食った為の食い損ねだから仕方ないのと、
あとはやはり冷たい水を嫌っている?ということ、食った場所の地形を踏まえて、最後の一箇所に大移動。
移動先もまた、同日開催していた京都チャプターの参加者が釣っていてさすが、という感じだったのですが、
声をかけて後ろから撃たせてもらって、おまじない、とガルプ!アライブ! アトラクタントスプレーをマメに吹きつけながら、
帰着時間を考えて、13:30にラストの一投をしようと決めていた、その13:30。
また前日に続いてのラスト一投フィッシュは、痩せてたけれども60cm近い2700g。苦しみながら、
2匹3500gで何とか2位に踏みとどまったという展開でした。
この試合を通しての感触として、このままの流れが続くと今年の春はフリッパーにとってなかなか厳しいかもししれません。
気になるのは水位の低さです、3月23日時点までですが、どうも水位を-10cmに保とうとしている堰操作を
しているようです。
この時期は例年でしたら+水位になっていく方向だったと思うので、昨年の春の増水が理由でしょうか。
参考資料はこちら
http://www.biwakokasen.go.jp/graph2/
これがこの後はどうかわっていくか、変わらず水位低めへの操作なのか、要注目だと思っています。
水位が低いと効果的な場所にあるカバーが減りますし、水位が下がりつつある時は、魚も本当に浅い方に
差してくる動きにはなりにくいですよね。
ことに琵琶湖の魚は減水に弱い気がします(逆に旧吉野川などタイダルリバーなら「慣れ」みたいなのも感じます)。
あとは、水温と植物の生え方も気にはなりますが、この辺は季節が進む中で自ずと見えてくるでしょう。
ともあれ、もしかするとシャローの釣りを展開するにしても、フリッピング以外の釣りを組み合わせていく方が
効果的かもしれません。
最後に。春は一年の中で一番シャローに船が多い季節になります。
ある意味では、対魚以上に、対人間は難しいですよね。
僕も気をつけているつもりなのですが、意図が伝わらないこともあるかもしれません、残念ながら。
お互いに適切に表現できると良いのですよね、僕も入る時に近くの人に声かけるようにもしているのですが、
逆に近くに入られる際にも「ここまでは釣らせてください」って言うことも(強く言うとか威嚇するのでなく)普通にお願いする、と。
(ただし、混み合っている環境ではそんなに長いストレッチを占有することもまた難しいと思います。)
三寒四温ですが、必ずゆっくり季節は進みますし、難しくとも、毎年違いがあるのは、釣りの楽しみですよね。
お互いに、いい春の釣りをしましょう!
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