フィールドスタッフブログ
2012/02/16

『琵琶湖のシャローから』 ☆Kick-off編☆ (中村 大介)

みなさん、こんにちわ。
2012年がスタートし、そしてすでに一ヶ月半が経過しました。
魚釣り、そしてそれ以外の生きることにおいて、みなさんの望む方向に

足を踏み出していらっしゃいますか?
そして、一年中オンシーズンの方も、もちろんいらっしゃると思いますが、

一般に釣行頻度の減るこの時期、みなさんはどんなことをされていますか?

例えば、先日にはオフの楽しみとしてフィッシングショーに参加された方も

いらっしゃるでしょうか。
あるいはDVDを観てイメージトレーニングをしたり、なんて言うのも

あるかもしれません。
私もそういったことを熱心にしていた時期もあって、それもひとつの

バスフィッシングの楽しみ方だと思います。

私は、バスフィッシングは12月の大会を最後に、オフシーズンとして

位置づけていましたのですが、このオフにやってみたのは次のようなことでした。


1) 昨年の振り返りと今期に向けての整理
2) 船やエンジンの整備
3) 釣り道具の手入れ
4) 釣りカン、勝負カンを磨くこと
5)(一生懸命、仕事をすること)

1) 昨年の振り返りと今期に向けての整理
みなさんは振り返りとして、釣りのData整理をされることはありますか?
私はスポンサーみなさんへのご報告も兼ねて、試合に関するDataを整理して

レポートしていますが、やってみると自分でも面白いんですよね。
項目は、持ち込んだウェイト/本数/平均リミット/順位、その試合毎と年間の両方、などです。



整理してみたところで私なりのポイントは、
・持ち込んだ魚の平均ウェイトが3本リミットで1480g、5本リミットで1355g

(昨年は前者が約1600、後者が1200強)
・年間を通してのリミットメイク率が3本で63%、5本で52%(昨年は80%、38%)
するとこの事実をあとはどのように解釈するか、であります。
私なりには、昨年、一昨年の好調の理由も見えますし、昨年に進化できた部分も

感じられます、特に5本リミットの試合での安定感が成績につながっています。
ほか、詳細は割愛するとして、今年の戦略的なポイントはリミットメイク率の更なる

向上が第一かな、なんて整理ができます。

2) 船やエンジンの整備
毎年この時期には船とトレーラーを必ず専門家にチェックしてもらうことにしています。
大切な試合で、最中にエンジンやエレキが壊れた、という話をときどき聴きます、

自分でもヒヤッとしたことあります、そういうことをできるだけ避けたいとは

思いますので。
(人の話を聴いていても、釣りの番組を観ていても、大事な時にしばしば何かが

壊れる方って結構同じ人のような気もします。本当にツイてないのか、

番組の演出なのか、それとも・・・)

3) 釣り道具の手入れ/準備
私は人より道具の扱いが荒い方だと思います(もちろん褒められたことではありません)。
この時期くらいは、少し丁寧に手を入れてみて、例えば竿を拭き上げてみたり、

そうすると竿のガイド周りの汚れ/変形に気がついたり。
また新しく、マイクロガイドセッティングでの竿も準備しています、こういうのを

新しいシーズンに試すのも楽しみ方のひとつですよね。

4) 釣りカン、勝負カンを磨くこと
この時期の釣り、そして勝負の楽しさは、この数年ヘラ釣りにあります、

すっかり好きになっています。
特に今期は、ヘラ釣りでもシャロー?(浅いタナ)でのリズミカルな釣りで

勝負できていて、分野は違えど勉強になることたくさんですし、普段は船団に

入ったりしないので、隣の人と競りながら釣るような展開もまた、楽しいです。
(ただし、ヘラ釣り、楽し過ぎるのが問題かもしれません。笑)

5) 仕事は・・・それがあってこその魚釣りでもあります(今の私の場合)。
そして仕事から学ぶことも多いですからね、何かを成し遂げようとすること、

それに際してのアプローチの仕方、予想通りや予想外のことに対しての解釈や振る舞い、
など、生きること全般の勉強をしているとも言えるので、当然魚釣りにもつながってくると思うんです。
釣り姿は生き様を映す、とでもいいますか。

こんな、釣りに関係することやらしないように見えることを、自分なりには一連の   

準備としてやってきました。
ということで、2月末には早い大会も始まりますし、2ヶ月もしたら本格的な

シーズンインですよね。
みなさんはどんな準備をしましたか、そして今年はどんな一年にしたいですか?

昨年、私も、自分は魚釣りをしてていいのか、なんて悩んだ時もありましたが、
そういった自分の中の問答を通して、この魚釣りという活動は、自分と社会の

一つのつながりなんだ、って強く結論づけることに至りました。
魚釣りという活動をしていくことの自分自身と周囲の方々

(例えばこれをお読みいただいている方もそうです)への意味を再確認した、
違う言い方として、ある種の、プロ意識が明確になったとも言えます。
プロフェッショナルといって、現時点で、これで食べられるということではないですが、
小さくとも何らかの期待をいただき、それに応え、そして何らかの対価を頂戴しているっていう専門家とでも言いましょうか。
私は3年前までの数年間バスフィッシングをしていなかった時期がありますが、

もう止めることはないです。
自分にとって大切なライフワークであり、社会への発信、自己表現であることを

知りました、その方向に私は歩みます。
ということで自分らしい釣りを展開して、そして、このコーナーでも、率直にオープンに、自分が知り得たこと、感じ得たこと、発信させていただきますので、
宜しかったら一年間、ぜひお付き合いください。

お互い、いいシーズンにしましょう。

 

 

 



 次へ »
『怪獣連発?!』