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琵琶湖のシャローから:9月?秋の3連戦 (中村 大介)
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このレポートは、
・自分の得意なシャローでの釣りをトーナメントで検証して気づいたフィールドや釣り方の情報
・その際のピュア・フィッシングのアイテムの使い方、活用のアイディアをお届けすることを目的にしています。
ピックアップアイテム: カスミクロー/パワーホッグ
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みなさん、こんにちわ。
台風によって明確に夏から秋に、そして今年はみなさんもう慣れた
でしょうか、大増水と全開放流が2セット。
みなさんの釣りはいかがでしたか?
9月には春に延期になった試合も含め、3週続けての試合がありました。
悔しい結果も、嬉しい結果もあって、また釣りを通しての経験値と想い出を増やすことができた、いい一ヶ月でした。
試合の結果は次の通りです。
・9月11日 琵琶湖オープン: 70位/ 171名 2230g(2本)
・9月17-18日 B.A.I.T. 第4戦:1位/20名 初日7480g(5本)/二日目 7080g(5本)
・9月25日 NBC京都チャプター最終戦:6位/48名 5210g(3本)*年間成績は2位
試合の展開ですが、実はどの試合も状況は似ていました。
つまり前述の、台風があって、大増水と濁りという意味では一見、シャローにおあつらえ向きの状況。
同時に全開放流中ゆえに一日あたり5cmくらいの減水(琵琶湖では相当のこと)が進み、また人の多さもあり、
意外とカンタンで はない、という感じです。
具体的には、どの試合でも表彰台にシャローをやっていた人が乗っていますが、同時にシャローをやっていても うまく釣れなかったケースもその影に多数あり、という感じです。
私自身も、3連戦の初戦、琵琶湖オープンは上位入賞者の近くを釣っていながら、もうひとつ噛み合ず、という感じでした。
ひとつの理由は、3連戦が後半になるほど重要な試合となっていたこともあり、少し練習量を落としていたことが 裏目に出た感じで、やっぱり出る試合への準備というのは完全でないと、悔しい思いをするなー、という当たり前のことが 再確認できました。
これで火がついて、あらためてしっかりと取り組んだB.A.I.T. では、2日目の最後、終了30分前を切ったところで
会場前で入れ替えに成功。
これが効いて、14キロ半以上の争いの中でわずかに60g差で初優勝ができました。
このトーナメントは少人数ながら、腕に覚えのあるメンバー (TOP50メンバー含め)が集まっていて、とてもレベルが高いし、
2daysは勢いでは勝ちきれないので、とても嬉しい結果でした。
そして年間レースがかかっていた京都チャプター最終戦。
ここでも魚自体は見えていたのですが、1700?1800gの魚を5本釣りながら、3本リミットの大会で欲しい一本が入らず。
逆にディープホールで上位2名が出て来て、湖の状況が変わりつつあるのかな、と実感できた大会でした。
釣りの状況としては、シャローにおいても大きく2つの釣り方があるように思いました。
ひとつは、各ワンド内や東岸の水門、流入河川などにあるヒシモのマットを釣っていくもの。
もう一つは、水路などにあるショアライン沿いのカバー(浮き芝など)をフリップしていくもの。
前者の方が魚のサイズはいい(3kg級まで狙える)し、濁りにも強く、また減水にも強い。
というと良いこと尽くめのようですが、私からすると、ややとらえどころがない、「魚任せ」の要素が強い釣りに思えました。
流れ込みが絡んでいたり、水深が少し深くなっていたりという、キースポットを中心に、何度か流し直しているとタイミングに
よって釣れる、という感じです。
サイズアップするための決定的な要素も見えにくい。
朝は釣れなかったところで、昼前に入り直して良い魚が連発、というような経験がたくさんありました。
このパターンは3本リミットの琵琶湖オープンと京都チャプター、それにB.A.I.Tの初日に使いました。
後者のショアラインへのフリッピングは、逆に魚の位置やスポットの優先順位が正確に判り、
魚任せでなくて、いいプロセスを経れば、望む結果を得られるような釣りでした。
ただし、魚のサイズは1500g程度まで、1kg前後が中心になります。
魚体がシャローに居着きの黄色がかった、黄金色の魚で、そもそも魚の種類が違う感じなのですね。
タックルやリグとしてのポイントは、ともに3/4ozから1.5oz程度のテキサスリグが中心で、
特にヒシモなどを必要以上に擦れによって動かさない、ハリと滑りのあるPE(つまりスパイダーワイヤー)に
ストレートフックが基本。
ベイトは、ある程度とらえどころがない魚を引っ張れるように、すり抜けながらも水を動かすカスミクローを私は多用し結果を 得ましたしたが、色んなシャローマンに聴いてみると、パワーホッグを使っているという声もたくさんいただきました。
これもなるほどで、日本製のちょっとゲイブ狭めのストレートフックとの相性がとってもいいですから、ヒシモくらいのカバーだと ちょうどいいかもしれません。
あとは、さらにヒシモに対しての突き詰めたアプローチとして、フロロ25lbに3/4ozのフリッピングチューブというのも フォローで良かったです。
スパイダーワイヤーまでいけば、ほぼカンペキなところなので、もうその上でカバーに滑り込ませようとすると、 もうフロロしかない。
しかもすり抜けがクリーチャー系よりもさらに優れたベイトということでチューブという、懐かしい引き出しを空けてみました。
ヒシモが枯れてくる今後のシーズン、そんな細かい使い分けも意識すると、もう一本につながるかもしれません。
そんな工夫も楽しいシーズン、みなさんもいい釣りを!
私もB.A.I.T.の決勝戦と琵琶湖オープンの最終戦、残すところ2試合、更に前に進むために目一杯の釣りをしたいと思います。
今回は上記の釣りをしている動画がありますので、そちらをご紹介してレポートの締めくくりとしてみます。
そうそう、2年連続年間優勝を狙った京都チャプターは残念ながら2位。
そのあたりの年間レースの組み立てをしていての学びも、機会があればまた書いてみたいと思います!
映像はこちら youtubeで、
http://www.youtube.com/user/BassingKawaraban?feature=mhee#p/u/1/
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