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『レジスタシリーズ?の進化はMGSだけではない。』 (成田 紀明)
いよいよ発売になったレジスタMGS。
販売開始早々になぜか僕のところに「数が足りない・・・」と言う苦情が来て、困り果てている。
現物を見て頂いてからはじめて「なるほどね!」と商品を理解して頂き、使ってもらえるのがベストな状態。
少し業界初のMGSと言うソースが先行してしまい、竿としての価値観は少し後から上がって来る感じである。
ただ純粋に竿をデザインする事にこだわった逸品、それが今回のシリーズ?となるレジスタの進化である。
竿は主役ではなく、あくまでもアングラーをサポートするわき役であり主役はアングラー自身。
このコンセプトは崩す事はない。
今回はMGSに話が行きそうだが、グリップにもコンセプトを注ぎ込んだ。
右が市販状態。真ん中が2フィンガー&1フィンガー対応。左が完全2フィンガー仕様。
さらにアップした物。 レジスタ73Mのグリップは今回あえてチェンジ。 以前からあったフィンガーカットを少し太めのシェイプに変更しました。
REVOが発売になったタイミングで「変更して欲しい!」とのリクエストを重ねて何度も言い続けてきたが、
4年たってやっと!変更してくれた。
従来のグリップはモラムSX(丸型)でのフィッティング、REVOとの高さ比は言うまでもない違い。
ロープロのフォルムに合わせた形状となった。発売が遅れたのも、この形状を計算するのと
サンプルの数が多かった為です。
ノーマルの状態は1フィンガーでキャストからフッキングまでの全てが出来るセットになっており、
ここからオーナー自信がペーパー(80番クラスで削り120番から240番の3工程位で簡単にできる)で
自分用にフィッティング出来るようにする為にあえてコルクで作った訳である。
様々な方に握って頂いたが、1フィンガー・2フィンガー・手が大きい・手が小さい・リールが違う等と
決定できる要素があまりにもバラバラであり、ならば少しオーナーにいじってもらう!考えに辿りついた。
幸いに、ファンタジスタのリールシートにあるトリガーは非常に小さい物である。
グリップの変更だけでかなりの感覚が変わる為にグリップの形状を結論を出さないのがベストと言う結果になったのでした。
少し大きめ・重めのワームを遠投し、ウィードに引っかけて外す等の動作ではノーマルの1フィンガーで良いと思うし、
ラインを細く繊細にアプローチし誘う・・・場合等では2フィンガーの方が良いでしょうし・・
・結果的には1フィンガーの方が竿のティップを大きく振り易く、2フィンガーの方はティップを細かく振り易くなっている
事実だけは覚えておいて頂きたい。 次回はレジスタ610M。
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