PENNの歴史
PENNについて
ドイツで生まれたオットー・ヘンツェは25歳の時にドイツからアメリカへの移住を決意し、1922年に渡米します。 彼はフィラデルフィアにあったOcean City Reels というリールメーカーで機械工として働くうちに、次第にワールドレコードを釣り上げるようなリールブランドを自ら立ち上げたいという夢を抱きはじめます。 そしてアメリカへ移住して約10年がたった1932年に独立し、念願だったPenn Fishing Tackle Manufacturing Companyを立ち上げます。 PENNはフィラデルフィアの一角にあるWilliam Schmitz Co., General Machinists社の3階ロフトのスペースを間借りしてのスタートでした。まず手始めにオットーはMod Fと Mod K という2機種のリールの開発に着手します。
幾多のテストを経たのち、Mod F はSea Hawk、 Mod K はBay Side、 Long Beach などと名付けられて、1933年に一般向けに発売され、2月にはPENNリールの初めての売り上げを計上します。
1936年になると、PENNは大物ゲームフィッシュにも対応するパワフルな傑作リールSenator を発売します。
これ以降、PENNは優れた品質のソルトウォーターリールのメーカーとして、広く知られるようになります。 PENNリールで釣ったレコードフィッシュの写真が世界中から送られるようになり、 チャーターボートのキャプテンや熱心な一般アングラーからの支持も集めるようになります。
事業が順調に成長するさなかの1948年に創業者のオットが突然この世を去ります。 夫の突然の訃報に際し、妻のマルサは、その当時の女性としては珍しい決断をします。 当時39歳だった彼女は、夫に代わり社長としてPENNの事業を引き継ぐことにしたのです。 もともと613ポンドのブルーフィンツナ(クロマグロ)も釣ったこともあるぐらい釣りに精通したマルサのリーダーシップのもと、PENNはその後も一段と成長を続けます。
1955年 | IGFAの5魚種(Black Drum, Amberjack, Yellowtail, Wahoo, White Pointer Shark)の レコードすべてがPENNリールでキャッチされるという快挙も成し遂げる。 |
---|---|
1959年 | 77機種のリールを製造。 |
1961年 | PENN初めてのスピニングリールである SpinFisher 700をリリース。 |
1966年 | Big game トーナメント競技者用のPENN International series を発売。 |
1972年 | Levelmatic Bait Casting とInternational No.130 を発売。 |
1978年 | 150機種を製造する。 |
1979年 | 映画ジョーズの主人公Robert ShawのモデルとなったFrank Mundus が ロッドとリールで釣りあげたサイズとしては当時最大の1080lb のMako Shark を釣り上げる。 |
1982年 | PENN 50周年を迎える。 |
1985年 | International II Two-Speed 80SW と 80S が発売される。 |
1986年 | グラファイト製のスピニングリール250GRが発売される。またスムーズかつ強靭なドラグ素材HT-100が登場。 |
1990年 | 700を超えるIGFAレコードがPENNリールで達成される。 |
1997年 | さらに100を超えるIGFAワールド レコードがPENNリールで達成され、 合わせてPENNリールでのIGFAレコードは800を超える。 |
2002年 | The International V, a premier International Lever Drag リールを発売。 |
2004年 | PENNリールでのIGFAワールドレコードが1400を超える。 |
2006年 | International Torqueが全米スポーツフィッシング協会からSaltwater Reel of the Year!に選ばれる。 |
2007年 | PENN 75周年を迎える。 |
2012年 | Spinfisher SSV スピニングリール発売。 |
歴代のPENNのロゴ